VIXX's短編集

☆万人の恋人☆ケン ページ11

「はぁ…」


KN「ため息だね…疲れた？」


「違う…て言うか忙しいの」


KN「もう仕事終わったでしょ？お金とか時間ばかりつぶしてつらくない？」


「ケンが何も考えないでわたしを尋ねて来るほうがつらい」
なんで最近何回も来るんだろうか？


KN「考えてるよ…Aが万人の恋人をやめて僕の恋人になってくれないかなって」


「！っ…何言ってるの？」


KN「そのままだよ…僕の恋人になって」


「そんなの知らない…わたしは仕事人間だから…きゃっ！」


KN「よし、じゃあ今から遊びに行こう♪」


「ちょっと人の話を最後まで…んっ！」


KN「ごちゃごちゃうるさいよ…おとなしく僕に誘拐されて」


「きゃっ！」
車に乗せられた

ｶﾞﾁｬﾝ…
「！」
腕に手錠をはめられた


KN「さーて、楽しいドライブの始まりだね♪」


「ちょ…ちょっと！なんでこんなものつけるの？」
て言うか手錠なんてどこで…

KN「だってこうでもしないと逃げちゃうじゃん」


「て言うかケンって彼女いるんじゃ…」


KN「傷つくことをいうね…あの彼女にはすぐ振られたよ…」


「えっ？でもあの人ケンのこと好きって…」


KN「そう…一方的に告白してきたのにあっちから振るんだよ…身勝手だよね(苦笑)」

ｽﾞｷ…
「！っ…」
何この痛み…
痛くて…涙が出てくる

KN「おかげで好きになる暇も嫌いになる暇もなかったよ…あれ？A…！」


「！っ…ごめんなさい…」
わたし、ケンのことこんなに好きだったんだ…
正直、あの人が告白した時もダメになればいいとか良くないことも祈った
仕事人間になったのも彼女と幸せなケンのことを考えたくないから…

KN「…A」

ｽｯ

「！」
涙を拭ってくれた

KN「僕のことで泣かないで…僕は仕事人間でも自分を大事にしてるAが好きだから」


「！っ…わたし、仕事だけだよ？いいの？////」


KN「何言ってるの？」

ｷﾞｭｯ…

「！」


(僕もいるじゃん…もう万人の恋人じゃなくて僕だけの恋人だよ…)


END

☆自覚しろ☆ラビ→←☆世界一大好き☆ヒョギ

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