Liar 5 ページ9
圭人side
なんとか俺の家に涼子とダイキを入れて、今はダイキの手当て中。
涼子は俺にくっついて離れない。
よほど不安なのだろう。
後ろから俺にぎゅっと抱きついている。
こんな涼子は滅多に見られないので思わず口角が上がってしまう俺は不謹慎なのだろうか…(笑)
圭人｢涼子、そんなにくっついてたらダイキの手当て出来ないよ？｣
涼子｢やだ…。｣
圭人｢まぁ、いいけど。｣
ダイキ｢はやく包帯巻いてよ圭人。｣
圭人｢あっ、ごめん。よし、これで手はOKだよ。｣
ダイキ｢さすが器用ゴリラ！｣
圭人｢ゴリラは余計！｣
ダイキ｢たまには役に立つんだな圭人も。｣
圭人｢いつも手当てしてるのは俺だよ？｣
ダイキ｢俺もしてるし！はいはいありがとーございました。じゃ、俺帰るわ。｣
圭人｢えっ、帰るの？！｣
ダイキ｢今は大貴じゃないし。一人でも大丈夫、帰れる。｣
圭人｢…ここから近いもんね。気を付けて帰ってね。｣
ダイキ｢じゃ、ありがとーございましたー。｣
圭人｢涼子、ダイキ帰るってさ。｣
涼子｢…。｣
ダイキ｢無視かよー、じゃあな。｣
圭人｢じゃあ、また明日。｣
バタン、と扉が閉まる。
それと同時に涼子が泣き出す。
圭人｢よく我慢してたね涼ちゃん…えらいえらい｣
涼子｢子供扱いすんなっ…。｣
圭人｢涼ちゃん、後ろからじゃなくて前から来てよ。｣
涼子｢…けーと…っ。｣
圭人｢なに？｣
俺の腕の中で泣きじゃくる涼ちゃんを前から抱き締めて頭を優しく撫でてあげる。
涼子｢私が、悪いの…大ちゃんを責めたから…っ、だから…｣
圭人｢涼ちゃんが悪いんじゃないよ、大ちゃん朝から情緒不安定気味だったし。大丈夫、明日にはいつもの大ちゃんだよ。｣
涼子｢…うん。｣
圭人｢そんなに泣いたら目が腫れちゃうよ？もう泣かないで…。｣
顔を上げた涼ちゃんの目尻にキスを落とす。
涼子｢けーと…。｣
圭人｢ん？｣
涼｢さっきは、ごめんね…。｣
圭人｢気にしてないよ、だから泣かないで。｣
涼子｢ん…。けーと。｣
圭人｢今日は甘えん坊さんだね、涼ちゃん。｣
涼子｢もうちょっと…ぎゅっとしてて…？｣
圭人｢…ついでにちゅーもする？｣
涼子｢調子乗んな…。｣
圭人｢良かった、いつもの涼ちゃんだ。｣
涼子｢もう、離していいよ…？｣
圭人｢俺が嫌なの！｣
涼子｢…はなせよー｣
圭人｢涼ちゃん、こっち向いて？｣
涼子｢なに…｣
涼ちゃんとの唇の距離まであと2センチ…。
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八乙女アンズ(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます！そんなことを言っていただけるなんて嬉しいです！頑張ります、コメントありがとうございました (2015年5月25日 22時) (
レス) id: 5cd9393e52 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - はじめまして！小説読ませていただきました！！私の好きなカプばかりですごく個人的に嬉しいです！これからも頑張ってください＾＾ (2015年5月25日 0時) (レス) id: a8a7cce1ce (このIDを非表示/違反報告)
八乙女アンズ(プロフ) - みお子@さん» ありがとうございます、みお子さん！楽しみにしていただけるなんて光栄です。更新頑張ります、コメントありがとうございました！ (2015年5月13日 23時) (レス) id: 5cd9393e52 (このIDを非表示/違反報告)
みお子@(プロフ) - 初めまして。小説読ませてもらいました♪やぶひか、いのありが好きな私にとっては今後の展開がすごく楽しみです！これからも更新頑張ってくださいヾ(*´∀｀*)ﾉ (2015年5月13日 19時) (レス) id: 613db0dfbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八乙女アンズ | 作成日時：2015年5月12日 23時
