Liar×Liar×Liar

Liar 3 ページ7

ダイキside




ダイキ｢涼子、うるさいよ。｣

涼子｢大ちゃん？…｣

圭人｢ダイキ…。｣

涼子｢大ちゃんは…？｣

ダイキ｢知らねぇ。出てきたくないんじゃないの？今回は俺の意思で出てきたんじゃないし。｣

涼子｢大ちゃんに代わって！｣

ダイキ｢だから無理だって。俺ら直接話せるわけじゃないし！ってなにこれ！シャツ血まみれじゃん！｣

圭人｢…大ちゃんがまたリスカしたんだ。｣

ダイキ｢しばらくなかったのに…ねぇ。｣

涼子｢ひかは知ってるのかな…。｣

ダイキ｢多分知らないんじゃね…。｣

圭人｢ダイキの腕血まみれだし、手当てしに俺ん家行こう。涼子も、今日は休もう？ちぃと裕翔には俺から連絡するから、ね？｣

涼子｢うん…。｣

ダイキ｢ついでにひかにも連絡しといてよ。あいつ心配性だから、しかも俺だけにはうるさいし。｣

圭人｢OK.涼子、行くよ？｣

涼子｢…。｣





大貴が俺に変わった理由。
ほんとは分かってる。
大貴は抱え込めない問題が出来るとすぐ俺に代わる。


やだやだって、考えることを拒否する。


嫌なことを引き受けるのは全て俺の役目。
それでしか大貴を守ることができないから。


俺はそのためだけに作られたのだから。

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