Liar×Liar×Liar

Liar 44 ページ49

大貴side



手伝いますとか言ったけど…実は包丁握ったことない…。



慧｢大ちゃん…？｣

大貴｢はっ、はひ！｣

慧｢もしかして料理したことない…？｣

大貴｢ごめんなさい…。｣

慧｢なんで謝るの？｣



伊野尾さんは壊れ物を扱うかのように、優しく頭を撫でてくれた。



大貴｢手伝うって言ったわりには料理できないし…。｣

慧｢じゃあ俺と一緒に覚えていこう？｣

大貴｢え…？｣

慧｢二人で色々覚えたら楽しいし！そうだ！切り方教えてあげる！｣

大貴｢えっ、あっ…あの…｣



僕の背後に回って後ろから抱き締めるみたいな形になる。
ちっ…近いよ…///



慧｢大ちゃん顔真っ赤…カワイイ。｣

大貴｢えっ…///｣



ぎゅっと抱き締められる。
やだやだ、こんなに近くにいたら…////



慧｢大ちゃん、すっごくドキドキしてる…。｣

大貴｢やめてくださ…///｣

慧｢大ちゃん、こっち向いて。｣

大貴｢んっ…｣

慧｢顔真っ赤…俺にドキドキしてくれてるんだ？｣

大貴｢だって伊野尾さんが…んん…っ｣

慧｢慧って呼んでくれなきゃキスするから。｣

大貴｢伊野尾さ…っん///｣

慧｢慧でしょ？大ちゃん。｣



そう言って、意地悪な顔で笑う伊野尾さんは…ズルイ。

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