Liar×Liar×Liar

Liar 39 ページ44

…くしゅっ！
このままじゃ風邪ひいちゃうし、喘息の発作出ても困るし…。


大貴｢入らせてもらうしか、ないか…。｣



服を脱いでお風呂に入る。
…すごい、広い。
もしかして…伊野尾さんってお金持ち…？



大貴｢浴槽にバラの花びら…｣



やっぱり…お金持ち。
浴槽に身体を沈める。



大貴｢あったかい…。｣



温かさで眠りそうになった時、ドアの向こうから伊野尾さんの声が聞こえた。



慧｢大ちゃん、着替えここに置いておくね。｣

大貴｢あ、ありがとうございます…。｣

慧｢しっかり温まるんだよ！｣



そう言って伊野尾さんはどこかに行ったようだ。
とりあえず髪の毛と身体を洗って逆上せてしまわないようお風呂から上がり、伊野尾さんが置いてくれてた服に着替えた。



大貴｢おっきいな…｣



伊野尾さんが用意してくれたのはTシャツにスウェット。
僕には大きすぎるのか、Tシャツはワンピースのようになってしまい、スウェットはブカブカ。



慧｢あ、大ちゃん！上がったの？服やっぱりおっきかったねぇ…。｣

大貴｢いえ…お風呂、ありがとうございました。｣

慧｢うん。大ちゃん、髪の毛乾かそうか。｣

大貴｢あ、はい。｣

慧｢俺が乾かしてあげるよ！乾かしちゃってもいーの？おっけい！｣

大貴｢じ、自分でやります…！｣

慧｢いいからいいから！ほら！｣



伊野尾さんの推しに負けてソファに座らせられた…。

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