Liar 37 ページ42
伊野尾side
大ちゃんと言葉を交わすことができた日から一週間。
俺は今なかなかピンチです。
涼子「あなたですよね、大ちゃんに付きまとってるって白米星人は。」
慧「ちょっと待って白米星人ってなに」
涼子「薮ちゃんから」
慧「やぶうううううう!!!!!」
圭人「涼ちゃん話がそれてる…」
そう俺は今、大ちゃんの友達である山田涼子に絡まれています。
あとなんかオドオドした山田涼子の彼氏もいます。
涼子「大ちゃんにしつこく近付いてなんなんですか。」
慧「しつこくしてるつもりはないんだけどなぁ…。」
涼子「大ちゃん怯えてるの知ってますよね。」
確かに俺が話かけると大ちゃんは少し怯えてるんだけど、ちゃんと喋ってくれるんだよなぁ…。
圭人「涼ちゃん、もうそのへんで…」
涼子「黙ってろゴリラ」
圭人「はい…(泣)」
慧「別に怖がらせたいわけじゃ…」
涼子「あの子は…普通の女の子とは違うんです。興味本意で大ちゃんに近づくならやめてください。」
慧「…知ってるよ。大ちゃんが解離性同一性障害だってこと。それに俺は、興味本意で近付いてるんじゃない。大ちゃんが好きだから…」
涼子「…それが迷惑だって言ってるんです。」
慧「俺は…」
涼子「分かったようなフリして話さないで!あんたはなんもわかってない!」
慧「…わかんないよ。だから知りたいんだ、大ちゃんのことを。」
涼子「…ッ。とにかく、私は認めませんから!」
圭人「ちょっと、涼ちゃん…!」
そう言って走り去る山田涼子。
何故か山田涼子の彼氏、岡本圭人は追いかけようとはしない…。
圭人「伊野尾さん…ですよね。」
慧「あ、うん…。」
圭人「涼ちゃんがキツいこと言って…ごめんなさい。悪気はないんです。ただ…涼ちゃんは大ちゃんのことをすごく、大切にしていて…。それだけは、分かってあげてください。」
慧「うん。必死になって、守ろうとしてたよね。」
圭人「伊野尾さんも、大ちゃんが好きならちゃんと真っ向から向き合ってあげてください…。」
慧「うん、わかってる。」
圭人「じゃ、よろしくお願いします。」
彼はそう言い残し、律儀に頭を下げて階段を降りていった。
大事にされてるんだね。
大ちゃん。
君を手に入れるには、そうとう骨が折れそうだ。
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八乙女アンズ(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます!そんなことを言っていただけるなんて嬉しいです!頑張ります、コメントありがとうございました (2015年5月25日 22時) (レス) id: 5cd9393e52 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - はじめまして!小説読ませていただきました!!私の好きなカプばかりですごく個人的に嬉しいです!これからも頑張ってください^^ (2015年5月25日 0時) (レス) id: a8a7cce1ce (このIDを非表示/違反報告)
八乙女アンズ(プロフ) - みお子@さん» ありがとうございます、みお子さん!楽しみにしていただけるなんて光栄です。更新頑張ります、コメントありがとうございました! (2015年5月13日 23時) (レス) id: 5cd9393e52 (このIDを非表示/違反報告)
みお子@(プロフ) - 初めまして。小説読ませてもらいました♪やぶひか、いのありが好きな私にとっては今後の展開がすごく楽しみです!これからも更新頑張ってくださいヾ(*´∀`*)ノ (2015年5月13日 19時) (レス) id: 613db0dfbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:八乙女アンズ | 作成日時:2015年5月12日 23時