Liar 26 ページ31
大貴side
なんでダイキは泣いてたの?
滅多に泣いたりなんてしないのに…。
誰がダイキを泣かせたの。
雄也「あれ…ダイキ?」
慧「え!?マジ!?」
大貴「あ…。」
雄也くん、と呼ぼうとしたら伊野尾さんがすっごい勢いで歩いてきて僕を抱き締めた。
慧「ごめん…。さっき、酷いこと言った。ダイキの存在を否定した。感情的になって物事を考えずに言ったし、怒鳴った。」
大貴「え…」
まるで壊れ物を扱うかのように、優しく僕を抱き締める伊野尾さん。
どういうこと…?
話が全く読めない。
怖い、今すぐ離れたい…。
雄也「あれ…もしかしてそれ…ダイキじゃなくて…。」
慧「許してもらおうだなんてそんな都合のいいこと思ってないし許してくれなくてもいい。俺は…お前の居場所になりたい。お前の力になりたい。俺…有岡大貴が好きだ…。」
…好き?
大貴「あっ…あの…離して…ください…。」
慧「へ…?敬語…?」
雄也「やっぱりそれ…大ちゃんだよ…伊野尾くん。」
慧「は!?大ちゃん!?」
大貴「離してください…!」
雄也「怯えてる!大ちゃん怯えてるよ伊野尾くん!」
慧「えっ!?あっ、ごめん!」
慌てて僕から離れる伊野尾さん。
…自分から離れてと言ったのに、名残惜しく感じてしまうのは何故だろう。
大貴「えっと…あの…ダイキ…っ、泣かせたのあなたですか…。」
慧「うん…。つい感情的になって、酷いこと言っちゃったんだ。できればダイキ本人に謝りたいんだけど…。」
雄也「ダイキはいつ出てくるか分かんないよ、伊野尾くん。」
慧「そっか…。でも、大ちゃんもダイキもおんなじだから…俺、大ちゃんにも酷いこと言ったことになる。ごめん、大ちゃん…。」
大貴「…また、ダイキが出て、きたら…ダイキにもちゃんと謝ってください…。」
慧「うん…分かってる。ほんと、ごめんね。ダイキだと思って咄嗟に抱き締めちゃって…。」
大貴「はい…。」
怒られた子供のようにしゅん、とする伊野尾さん。
あれ…?
僕、普通に会話出来てる…?
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八乙女アンズ(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます!そんなことを言っていただけるなんて嬉しいです!頑張ります、コメントありがとうございました (2015年5月25日 22時) (レス) id: 5cd9393e52 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - はじめまして!小説読ませていただきました!!私の好きなカプばかりですごく個人的に嬉しいです!これからも頑張ってください^^ (2015年5月25日 0時) (レス) id: a8a7cce1ce (このIDを非表示/違反報告)
八乙女アンズ(プロフ) - みお子@さん» ありがとうございます、みお子さん!楽しみにしていただけるなんて光栄です。更新頑張ります、コメントありがとうございました! (2015年5月13日 23時) (レス) id: 5cd9393e52 (このIDを非表示/違反報告)
みお子@(プロフ) - 初めまして。小説読ませてもらいました♪やぶひか、いのありが好きな私にとっては今後の展開がすごく楽しみです!これからも更新頑張ってくださいヾ(*´∀`*)ノ (2015年5月13日 19時) (レス) id: 613db0dfbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:八乙女アンズ | 作成日時:2015年5月12日 23時