9話 ページ10
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暫くコートの外側で流れ玉に気を付けながら熱心に練習風景を見ていると、翔陽くん達が体育館に合流した。入ってくるなり翔陽くんは私に気付いて「早かったな!」と一言。
『だって早く見たくて…』
「そんな焦んなくても俺のスパイクは逃げねーから。おい影山、トス上げてくれ!」
「あ?別に良いが…」
「ほら早く早く!」
「少しは待てボゲェ!!」
目の前で繰り広げられた会話が、いつもの2人なのだろうと思うと、つい笑みが零れてしまう。
翔陽くんと出逢った日、彼のスパイクに惹かれるものがあった。それはトスを上げている影山くんにも言えること。あんなに早い速攻、見たことがなかった。
もう一度見たいと思い、ダメ元で翔陽くんに頼んだら了承してくれた。
4組の山口くんがボールを上げ、それを影山くんが触ったのか?と思う程に素早くトスを持っていく。そして思い切りコートに打ち付ける翔陽くん。
その一連の流れがとても速くに感じられた。瞬きをして目を開けた瞬間、もう既にボールは相手コートに入っているという状態だ。
いつ見ても翔陽くんと影山くんには圧倒されるよ…。
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火憐(プロフ) - さつきさん» コメントありがとうございます!そう思って頂けると執筆捗ります。頑張ります! (2020年1月19日 2時) (レス) id: cb8ead28e5 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます!続き超待ち遠しいっ!笑これからも頑張ってください! (2020年1月19日 1時) (レス) id: c03a736259 (このIDを非表示/違反報告)
火憐(プロフ) - 白瀬さん» コメントありがとうございます!執筆頑張ります。 (2020年1月18日 20時) (レス) id: cb8ead28e5 (このIDを非表示/違反報告)
火憐(プロフ) - 月浪カレンさん» コメントありがとうございます!期待に添えられる様、頑張ります。 (2020年1月18日 20時) (レス) id: cb8ead28e5 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - とても良かったです!続きたのしみです! (2020年1月18日 12時) (レス) id: b2f516fda9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:火憐 | 作成日時:2020年1月17日 22時