今日も絶賛猫かぶり

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「Aちゃん，後は練習通りに！」





『はーい』





“次の選手は今回飛び入り参加の石川A。
　テーマは＿＿＿“エロス”“性的な愛”

体だけで表現するのは難しそうですが，ぜひがんばって欲しいもので＿＿＿”







『くふぁ…』






あー眠い，あーしんどい，あー何もしたくない






しょうがない，自分で許可したものは自分でやらなきゃ






“それでは，どうぞ！”






さぁて、少しやるか





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



牧「……………」ﾑｽｯ





太「おやおや，そんなに拗ねて，どうしたんだい？」






牧「だってだってだって！今回は僕1人で見に行く予定だったのにこんな人数になっちゃったんですもん！」





そう言って牧水が指差した場所には，探偵社の社員がいた





国「俺は来たくてできたんじゃない，太宰に無理矢理連れてこられただけだ」





与「妾はちょっと興味があってねぇ」





ナ「フィギュアスケートなんて，少しドキドキしますわ！ねー！お兄様！」






谷「そうだね。でもあの石川さんがフィギュアスケート…」





敦「想像……つきませんね」





そりゃあAはいつもスーツ姿で仕事をテキパキすると言うイメージしかなかったのだから






江「でも，体が柔らかいなって思った瞬間はあったよ？だから少しはあり得るよ」






国「そういえば，この前石川とぶつかったんですけど倒れたのが何故か俺で…彼奴なんてピンと立ったまま，“大丈夫ですか？”と手を差し伸べて…」






与「(ん？この前の身体測定で国木田が78kgで石川が46kgだったはず…)」






牧「(うわ思ったよりも体幹えぐ)」






美「むぅ……それよりも！！皆さん，まだ少し時間がありそうなので近くのクレープ屋さんで…」





”石川A選手，どうぞ！”






美「始まるの早すぎぃ！」





太「まぁまぁ…ってん？選手だから…今顔見られるんじゃないのかい？」





敦「あ！本当だ！」






ナ「あ……でもそちら側を滑っていて顔が見えないですわ」





与「でも，顔が見えなくても綺麗…いや色っぽい演技だねぇ」







鏡「…………美しいと思う」






牧「(ふっふっふ…探偵社よ，Aの顔面国宝に目を眩ますが良い！)




おーーーい！！！A，ガンバー！！」






『…………！？』







Aが4回転ジャンプをすると，見えたのが牧水と探偵社の顔だった







石川A，ついに素顔がバレる

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