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『………遅い』
時がすぎて深夜,Aは朝レモンと約束した女子会のためにレモンの部屋でパジャマ待機していた
レモンは「寮専用のキッチンにお菓子を入れてたから」って言ったきり帰ってこない
もしかしてバックれ…………いやそんなことしそうな顔してないから別として……
にしても今日は散々だったよ,図書室に行ったらアベル・ウォーカーに出会ってまた硬貨奪われそうになるし外に行こうとした瞬間に雨でずぶ濡れになるしまたラットが逃げ出すし
あのラット,今度はオルカ寮の冷蔵庫の中に入ってたんだよ。本当にどれだけ欲張りなんだ
オルカ寮担当の教師が届けに来てくれたんだけど,教師曰くオルカ寮の監督生さんが見つけてくれたってよ
機会さえあればお礼でも言いに行くか,どんな人か全然わからないけど。ループ中会った…っけ?まぁどうでもいっかそんな事
監督生と言ったら,この寮アドラ寮の監督生を私は見た事ないし
確か今年も神覚者だったよね?よし,ぜーったいに関わりたくない!!!!
関わったら死を意味するからな,うん!!
……あれ?確か今年の神覚者の苗字って……!!
何か思い出そうとした瞬間,鳩時計が急に鳴り出す
それに驚いた彼女は肩を跳ねて驚き,時計を見た
見たら針の時計は11時を回ってた
いや,流石に可笑しいだろう。いくらキッチンに行ったとしても5分はかからないはず
もしかして何か変なことに巻き込まれたのかな
それとも………あっ,
「そういやレモンあの男らでいつメンやってるじゃん」
もしかしたら何か雑談とかに夢中になってるかも
未来の旦那もいるし可能性が全くない事は無い
そう思いつくやAはパジャマにローブを羽織ってランタンを片手にとある場所に向かった
『男子の部屋,302…………あったあった』
キョロキョロと見渡しながら部屋を見つけて扉の前に立つ
そしてノックしようとすると扉は勝手に開き____
ガン!!
『いっっっっっっった!!!』
思いっきりAの額に扉がぶつかる
かなり痛かったのか頭を押さえてその場でしゃがみ込むA
マ「ん?今何か硬いものにぶつかったような……Aちゃん?」
ラ「ん?……貴様,こんな夜遅くにどうした」
『あ,えと……』
部屋から出てきた2人にAはレモンの事を聞くも2人は首を横に振る
『……まさか』
嗚呼嫌だ,少し嫌な予感がしてきた
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壊(プロフ) - ……ラブちゃんめっちゃ関西弁喋っとるやん笑笑 (3月14日 16時) (レス) @page37 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
ありさん(プロフ) - 雨曇り侑さん» 本当ですか!?ありがとうございます!!頑張って描かせていただきますね!! (3月10日 3時) (レス) id: d57e220c95 (このIDを非表示/違反報告)
永楽@めあたゃ愛す - …言葉選びにセンスを感じる…これは…伸びr伸びてたー(棒) (3月9日 22時) (レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
雨曇り侑(プロフ) - ありさんさん» この作品を読んでくれてありがとうございます!!イラストですか!?!?勿論っていうか寧ろこちらからお願いしたいレベルです是非是非お願いします!! (3月9日 21時) (レス) id: 1988c176de (このIDを非表示/違反報告)
雨曇り侑(プロフ) - そこらへんの草さん» コメントありがとうございます!!自分,かっこいい女の子が好きなのでそう言ってもらえて嬉しいです…!! (3月9日 21時) (レス) @page1 id: 1988c176de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨曇り侑 | 作成日時:2024年2月23日 17時