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『はぁ………』
我ながらこんな朝早くからため息が出るだなんて情けない
今日はついにやってきたイーストン魔法学校の編入試験
はっきり言うとめちゃくちゃ憂鬱である
だって魔法使えないんだもん。魔法と渡り合えるような能力もないもん
いや………確かに拳銃や棒術,他にも体を簡単に動かせるようにトレーニングはしたんだけど……筋肉だけは上手く発育してくれなかった
それにそれ以外の能力もあの黒髪きのこ野郎のように異次元じゃないんだよ。お分かり?
でも私は死にたくない,生きなくてはいけない。
生きるためにこの学校に入るんだ
そう自分を言い聞かせて私は昔の父が使っていたローブや杖を借りて準備をする
父さん,確か私ととってもそっくりで…他になんだっけ,時間の魔法を使っていた記憶がある
顔はそんなにはっきりと覚えていないしそれ以外の情報も全く頭にないけど,確か尊敬していたし大好きだったんだよなぁ
母さんは私が生まれてからすぐに亡くなった
でも1番古い記憶…母が赤ん坊だった頃の私を抱き上げてふわりと優しく笑いかけてくれた事だけなら覚えてる
『父さん,母さん……………』
なんかしんみりとした空気になっちゃった
それに無意識に涙が出てくる
父さんがどうして急にいなくなったのか,一人ぼっちにしたのか
なんか悪いことしたかな?今生きてるかな?
そんな思考が頭の中でぐるぐる回る
『こんな思いするなら親から愛されなきゃ良かった』
ポツリと呟くA
ふとその時,窓から優しい風が彼女の頬を撫でた
『あ,そろそろ行かなきゃ』
醜く見えても生き残るために
Aはローブを羽織り,早足で屋敷から出た
今度ここに戻る時は私にとってのハッピーエンドを迎える時だと信じて
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『うわっ,やっぱ金持ちだらけ』
そして久しぶり,イーストン。ここに通ったのはずいぶん昔だから一体どんな試験かは完全に覚えきってないけどまぁ………頑張るしかないか!!
我ながらかなりの根性論だけど実際そうなんだよなぁ…
指に小鳥を止まらせながら黙々と考えると,なんか後ろから金属と地面が激しくぶつかり合う音が耳に入った
ふと後ろを振り返るとAは虚無になる
『あー……確かそんなんだったなぁ…此奴』
目に映ったのはダンベルでトレーニングをするきのこ頭
どうしよう,やっぱり不安でしかない
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壊(プロフ) - ……ラブちゃんめっちゃ関西弁喋っとるやん笑笑 (3月14日 16時) (レス) @page37 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
ありさん(プロフ) - 雨曇り侑さん» 本当ですか!?ありがとうございます!!頑張って描かせていただきますね!! (3月10日 3時) (レス) id: d57e220c95 (このIDを非表示/違反報告)
永楽@めあたゃ愛す - …言葉選びにセンスを感じる…これは…伸びr伸びてたー(棒) (3月9日 22時) (レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
雨曇り侑(プロフ) - ありさんさん» この作品を読んでくれてありがとうございます!!イラストですか!?!?勿論っていうか寧ろこちらからお願いしたいレベルです是非是非お願いします!! (3月9日 21時) (レス) id: 1988c176de (このIDを非表示/違反報告)
雨曇り侑(プロフ) - そこらへんの草さん» コメントありがとうございます!!自分,かっこいい女の子が好きなのでそう言ってもらえて嬉しいです…!! (3月9日 21時) (レス) @page1 id: 1988c176de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨曇り侑 | 作成日時:2024年2月23日 17時