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「こんなに馬鹿正直に言うのかい君は。そのローブを見る限り……アドラ寮だね」
チラリと此方を向くその瞳にAはただじっとするしかなかった
『そういう貴方こそここで何を……』
「僕？3年生は今野外実習さ，ここは巨大サソリや魔犬がうようよいるから早く帰るといい，そして授業を………ん？」
男の目はAの血が滲んだ包帯が撒かれてる片手を捉える
「その手は？」
『えっ？あっ……ちょっと魔薬品を手に被ってしまって……うわっ，もう血が滲んでる…やっぱ皮膚が溶けるって軽い傷じゃなかったか…』
顔を少し顰めながらAはガサゴソとローブの中の新しい包帯を取ろうとすると男はしゃがみ，そっと彼女の手に触れる
『ん？あの…何を…』
「＿＿＿＿＿＿＿」
すると何か呪文を唱えたかと思うと，Aの手はみるみると出血を抑え，パサリと包帯が取れたかと思うと手の皮膚が復活していた
『治癒魔法……！？，治癒に関する魔法って偉大な魔術師でも使うのが難しいって聞いたのに…！』
パチクリと目を見開くA
「これくらい僕に取ってはできて当然さ。皮膚の復活はできたがまだ完全に丈夫な皮膚ってわけじゃないから日常生活で気をつけると良い」
『あ，ありがとうございます……優しい方ですね…見ず知らずの私を……』
「…！！！」
その言葉を聞くと彼は大きく目を見開き固まる
「……君，つかぬことを聞きたいんだが。……君に姉はいなかったかい？」
『え，姉？………いえ，姉妹はいなかったはずです』
なんで急にそんな事を聞くんだろう？と思うが彼はそれ以上何も言わず「そうか」と一言だけ言って踵を返した
「それじゃあ，ちゃんと授業は出るように」
『あぁ……はい』
後ろ姿をぼんやり見ながらAはただ座り込んでいた
あの特徴的な姿、どこかで見たことがあるような……それもだいぶ昔に
でもあいにく様私は15歳よりも前の記憶の8割は失っているから
どこかで関わりがあったっけ。でもわ姉なんていないよ？？？一体誰のことを言ってるんだろ彼は
頭をひねっているとちょうど授業終了の合図の鐘が鳴る
『…………あ』
そう言えば，レモンに何も言わずに授業サボっちゃった
……こりゃ怒られるな
そうAは長い髪の毛を後ろにかきあげた
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壊(プロフ) - ……ラブちゃんめっちゃ関西弁喋っとるやん笑笑 (3月14日 16時) (
レス) @page37 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
ありさん(プロフ) - 雨曇り侑さん» 本当ですか！？ありがとうございます！！頑張って描かせていただきますね！！ (3月10日 3時) (レス) id: d57e220c95 (このIDを非表示/違反報告)
永楽@めあたゃ愛す - …言葉選びにセンスを感じる…これは…伸びr伸びてたー(棒) (3月9日 22時) (レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
雨曇り侑(プロフ) - ありさんさん» この作品を読んでくれてありがとうございます！！イラストですか！？！？勿論っていうか寧ろこちらからお願いしたいレベルです是非是非お願いします！！ (3月9日 21時) (レス) id: 1988c176de (このIDを非表示/違反報告)
雨曇り侑(プロフ) - そこらへんの草さん» コメントありがとうございます！！自分，かっこいい女の子が好きなのでそう言ってもらえて嬉しいです…！！ (3月9日 21時) (レス) @page1 id: 1988c176de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨曇り侑 | 作成日時：2024年2月23日 17時
