ループする人生にピリオドを

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“ドゥエロ界の期待の新星！！アドラ寮の一年，マッシュ・バーンデッド”




『いやなんでだよ』





偶然学園の掲示板を見ると，あのきのこ頭が異世界チート主人公みたいな…「僕また何かやっちゃいました？」みたいなことやってるし銀の硬貨をもらってるってどういうことだってばよ




今までの筋トレが積み重なってできたのならある程度の実力は認める。だがあの人間離れした運動神経と筋肉は生まれた時から筋トレしても絶対に身につかないでしょ




イカれてんのかこの世界




無性にムカついた反動でグシャリとさっきまで飲んでいた缶ジュースの缶が潰れる




本当に最近イライラするんだけど……マジで何？




まぁいいや，とりあえず魔法薬学の課題を終わらせよ




Aは空の空缶をかなり遠くに離れてるゴミ箱に一発でポイっと入れた




「(え？一切ゴミ箱すら見ずに投げ入れたの？こわっ)」




「(どういう感覚してんのこの人)」




マッシュの事は人間離れした何かだと思っているAだが彼女もかなりやばいのである



本人は一切自覚していないけど


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『できちゃったよ』




人生×××回目の女舐めんな




目の前には完成された薬と簡単なレポート1枚




まぁ基礎中の基礎だし薬学は得意な方だからね




それに私はこの人生の中で，魔力の干渉を一切受けない薬の開発に勤しんでいる




理由は簡単，魔法を拒むこの体質があるから




改めてこの短い人生の中で偉大な発明をした人間は本当に凄いと思う，私なら無理だね。このループをしているから私は今の技術を手に入れた




提出用の薬を鞄の中に入れ，部屋で散らばっている実験器具を取り出して試作品段階の薬品の入った試験管を揺らす




嗚呼，他にもたくさん調べたい。もっと知りたい





特に魔法動物について




彼らだけは私の味方，いつも私のことを信じてくれる。そばにいてくれる




そんな彼らを私は愛おしくて守りたくて…愛している




死に方を選べるなら私は容赦なくドラゴンに食べられる選択肢を選ぶね




『あっ，確かチャレンジ課題もあったよね』




教師から配られたのは余裕のある人間ならやってくれという課題




条件はレポート20枚分を描く，お題は自由




『こんな課題出されたらやるしかないでしょ』




内申点なんて興味は無い，私はたった自分のやりたいことをやるだけだから。お題？そんなのもうわかってるでしょ？

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