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『(うーん，自己紹介中か。なら大丈夫、か)』
中を覗くとオレンジ髪の青年が1人ずつ誰かと自己紹介をしていた
目立つことを嫌うAからしては今ほど絶好なチャンスがないと思い，気配と足音を消してあまり人の目に入らない部屋の隅に立った
『(聞いたところ新入生は16人，だから来たのが私が最後ってとこか)』
にしてもテレビでよく見る人もいるとなると流石超高校級の生徒を育む学園，と言えるな
もう隣のオレンジ髪の眼鏡なんか私に近寄るなオーラが出てる
長年人を見てきた私には分かる，此奴絶対に1の言葉を10で返すタイプだ
『(確かこの人は超高校級の教jy)』
「ちょっと，何こっち見てんの？あんまりジロジロ見ないでくれる？」
『あぁ…すみません』
うん，多分分かり合えない。見たところ一匹狼系
「で？アンタ，才能は何？」
『え？』
「才能は何って聞いてんの。その耳はお飾りかしら？」
え，大丈夫？入学式始まってすらないのにクラスメイトにディスられたんだが
『あぁ，才能ですね。私は“超高校級の数学者”として入ってきた者です』
「数学者？あぁ，森璃Aとはアンタの事ね。全然そうは見えないわ」
『……そですか…』
何回も言われた言葉だがやはりいつまで経っても傷つくものは傷つく
新入生スレから見たところ彼女の名前は銘苅冷，超高校級の教授で海外の有名大学の教師をしているとはよく聞いているが恐らく協力して生きる事が苦手なタイプで，頭が良すぎるあまり周りの人と合わない所があるってところ
『(まぁ教授の職に就くほどだし根は悪くないと思うが…)』
そう思いながらAは天井をじっと見る
『(…なんだろう，この違和感は)』
この僅かに漂う嫌な空気に顔を顰めるA
そして雷が落ちてきたかのように，Aの頭には一つのサイレンが鳴っていた
今すぐ此処から出て行け，と
『(っ……この空気はまずい，絶対に悪いことが起きる)』
「あっ！ちょ，アンタ何処に行くんや！」
さっき此処に入ってきた扉の取手を掴み，思いっきり引こうとしたその時
『(し，視界が真っ赤に……ﾁｯ，もう遅かったか)』
平常心でそんな事を考えながらAは自分の意識を手放した
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雨曇り侑(プロフ) - あんこもちさん» あぁ，その方の作品なら私も読んでいます！確かに一致してるなとは思いましたけどやはりそうなんですかね？でも，ご報告ありがとうございました！ (2022年10月6日 15時) (
レス) id: 1988c176de (このIDを非表示/違反報告)
あんこもち(プロフ) - 第三者である私が本人に直接あんた人の作品パクってる？って聞くのも変なのでとりあえずお伝えしておきます。 (2022年10月6日 14時) (レス) id: 9db9d759ee (このIDを非表示/違反報告)
あんこもち(プロフ) - 失礼します、あなたの小説を見返して気づいたのですが、眠いけど寝ない蒼さんという方が書いている小説の文章がゲーム本編に書いてない場面すら貴方のものと一致しているのが少し気になって… (2022年10月6日 14時) (レス) @page8 id: 9db9d759ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨曇り侑 | 作成日時：2022年8月23日 0時
