今日も絶賛猫かぶり3

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福「お前にはまだ救いがある，だからもう一度戻れ」




『……それは命令か？それとも頼みか？』





福「命令だ」





『はっ，そうかよ。じゃあそれは私の退職届を受け付けないと言うことで良いか？』





福「嗚呼そうだ」





福沢の鋭い目つきがAを捉える





『…………では社長(・・)，特一級危険異能力犯罪者の社員のお世話をどうか，頑張ってくださいね？』





福「！……承知している」





『それでこそ社長』





そう皮肉っぽく言ってAはニヤリと笑った





与「そうかい，戻ってくるのかい？なら改めてよろしく頼むよ」





『はは，こちらこそ』





与「あぁそうそう，もう帰ってもいいけど帰り道に牧水に会いに行きな？彼奴今日は非番でねぇ……

最近機嫌が悪いからどうか直してやってくれ」





『分かりましたよ，与謝野さん♪』





それでは失礼，と軽く言ってAは医務室の扉を静かに閉めた






『(彼奴，こんな私で機嫌が悪くなるのか？)』






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『確かここだったよな…？』




目の前にあるのは探偵社の社員寮，そして若山牧水の部屋





『さてと……』




Aはピンポーン，とインターホンを鳴らした





牧「あ”？」





すると暫くして出てきたのは髪の毛が少しぐちゃっとなった牧水だった





牧「……っては？」





『おいおい，久しぶりに幼なじみに会ってその反応は無いだろ？牧水？』





そう言って髪の毛を耳にかける






牧「ッ〜〜〜〜〜！！A……！！」






『ぉわ！』





牧水は力強くAを抱いた




牧「馬鹿！本当に馬鹿！！絶対に帰ってこいって約束してただろ！！この1カ月間俺がどんな思いをして……」





『……それはごめん』





牧「ごめんで済むわけないだろ……！でも，また会えて本当によかった…」




『…そうか，でも喜べ，またこれから幼なじみ兼同期のなれるぞ？』





牧「…ってことは…！！」




『また隣の席で仕事ができるな』





牧「！全く…もっと早くに戻ってこいよ…

そしてA。俺はもう幼馴染兼同期にはなりたくない」





『は？』





牧「俺は！！Aの恋人兼同期になりたい！！

だから……付き合って下さい！」





『！……………まさかここで来るとはな




・






・




それではよろしくお願いします』







牧「ッ〜〜〜！！」






その日，綺麗な夕焼けが2人を照らした

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