・ ページ6
『(あーあ…結局今日はお茶以外何も口に付けられなかったし……本当に今日は……はぁ…)』
そしてPCのキーボードを目に見えない速さで叩くA
『(結局,あの3人は与謝野先生のところで______)』
「ぎゃあああああああああ!!!!!」
『(嗚呼,早速……)』
Aは哀れみなる目で医務室の方を見た
此れは恐らく新人の声だろう
さっき谷崎の声が聞こえたし
『(まぁ私には関係ないですけどね〜!!今は自分のことしか考えられねーよばーかばーか!)』
そして瞳から出そうな液体を何とか引っ込めてさっきの倍の速さでタイピングした
『はぁ………』
一旦指を止めてゆっくりと横を見ると仕事の山が見える
『(今日も残業だったらこの一週間で新記録を作り出せるぞ?嫌だ,こんな虚しい記録更新するなんて……
あれ?そもそも何で私他の奴の仕事をしなければいけないんだ……?)』
8連勤中の脳みそが正常に回っていないAの中で,とある疑問が生まれた
『(私は私の仕事を全うするだけでいいのに,何故仕事を押し付けてくる奴は私と同じ給料を貰っている?
何故だ?嗚呼,思い出したら腹が立って___)』
太「武者小路君」
“し,しししししし仕事ならぜっったいにやりませんよ!?他の所に回せください!!”
太「うぉ!君,ようやく音声導入したの?まるでそこらのAIとは違うねぇ,動揺とかもするし」
“へ…?ま,まぁ此れは私が脳内で瞬時に言いたい事をタブレットが音声として出してくれる……と言う感じで…”
太「へぇ……」
すると太宰は何か考え込む
太「君,今日芥川と会った?」
ギクゥ!!
Aの心臓が思いっきりはねる
“だ,だとしたらどうするんですか?”
太「いや?ただ芥川が君について喋ってたからね」
“あの……芥川から何をお聞きになったんですか…?”
太「ん?えっとねぇ……」
“赤毛金目,髪の毛は水色も僅かに混じっていた娘だ
あの小娘は闇市で懸賞金90億がかけられてる、だからこそ奴は絶対に我らポートマフィアがとらえる”
太「(90億……か。こんな何の変哲もない異能力もない子が?)」
そして太宰はAをじっと見て,暫くすると踵を返してどこかに行った
『(はぁ……もうやだ,この会社…)』
Aは椅子ごと机に向かい,キーボードを叩き始めた
489人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暁月臨(プロフ) - え、、、あの、、、完結ですか、、、??、、、、出来たらこれかも更新してくれたら嬉しいです!!この作品大好きです!応援してます!! (7月2日 1時) (レス) @page30 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
あると。 - やばいですすごいです!面白いです!更新頑張ってください! (2022年9月26日 15時) (レス) @page30 id: 13f95ce4a6 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - この作品って此処で完結なんですか・・・?できればまた更新してほしいです!文ストアニメ四期が終わるまでは絶対待ってます! (2022年9月12日 19時) (レス) id: ee0c8201a9 (このIDを非表示/違反報告)
雨曇り侑(プロフ) - 今宵さん» まだ完結していません!明日更新する予定ですので! (2022年3月13日 22時) (レス) @page27 id: 1988c176de (このIDを非表示/違反報告)
今宵(プロフ) - え、これってもう完結なんですか? (2022年3月13日 22時) (レス) @page28 id: be39024053 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雨曇り侑 | 作成日時:2022年1月1日 3時