6年過ぎたら死ぬしかない

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中原中也




あ，ポートマフィアの幹部だ




顔を見たときにピンときた




ちょっと宮沢，いや名前で呼んでくださいって言われたから…賢治が引っ張ってきて，いざパソコンの画面を見たら帽子をかぶった男が立っていた




そして与謝野と賢治が表へ出ることとなった




『(私はどうせ何にもなれないから……)』




そっと福沢と乱歩から離れてAはちょこんと座って観葉植物を見た




『(あぁ，このピリついた空気はどうしてもなれない…嫌いだ)』




Aは体操ずわりをしはじめ，指で机をいじいじとしながら擦りつけた




その時




福「事務員を餌にしただと！？」





『？！』





Aの肩が大きく震え，バッ！と顔を上げる





中「すぐ避難させりゃあ問題ねぇ…だが一歩でも遅れたら……」





『(事務員を餌……？よかった，私がその場にいたら死んでた……あれ？)』





今誰のせいでこうなってるんだっけ？





私だよね？確かに事務員達は殺したいほど嫌いだが，そこまで嫌いじゃない人間だっている…ナオミに春野……彼奴らが私のせいで…？





確かに彼奴らは絶対に助ける！と思いたいほど仲良くない





でも，私のせいで人間が死ぬ…？




なんでだ？なんでいつもこうやって不運が私の身を襲うんだ？




嗚呼，吐き気がするし頭もぐるぐるして気持ち悪い




首も寂しい




Aは首にそっと手をかけ，軽く圧迫した





あ，そっか





“自己満足のため”にあの2人よ助けに行こう




“私が何もしていなかったから嫌いじゃない人がでも殺された”なんて事実を作らなければいい



勿論普段から仕事を押し付けている奴は助けられなかったと言って助けない




助けるわけないだろバカ




でも大丈夫，仮に死んでもいい……ゴミはゴミなりに死ねばいい




それにそうした方が………私の気持ちは救われる




『行こう，気づかれないうちに…』




一歩，また一歩下がり，Aは遂に部屋から出て走りだした





福「武者小路！！お前は…武者小路？」




乱「真逆……！！」




二人が見たのは，キィ…と動いてる扉だけだった

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