ＢＡＳＥＢＡＬＬＧＩＲＬ ２

…どう反応しろと！？　番外編 ページ37

【新春スペシャル！！虎戦士大集合！！】

旅館の宴会場にかけられた横断幕？には大きくそう書かれた文字。
いきなり電話が掛かってきて、連れてこられた先はここで。


「なんですかこれ？」

横にいたひよこさんに聞く。


鳥谷「…俺も知らない。」


誰か知ってる人はいないのか周りを見渡そうとしたとき。


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いきなりスモークが発射されてステージに人影が。


『阪神タイガースの選手の皆さん、こんにちは！！』


現れたのはMBSのアナウンサーの方。


all「…こんにち、は？」


「ちょい待ち！」

新井「わし、阪神じゃないんじゃが。なんで呼ばれたん？」

なぜか、良太さんのお兄さんの新井選手まで。

『詳しい説明はのちほど！皆さん、今しばらくお待ちください！』

それだけ言うと、アナウンサーの方は宴会場から出て行った。

私の頭の中ははてなでいっぱい。たぶん横のひよこさんもそうだと思う。



良太「兄ちゃん、なんでおるん？」

新井「わしも知らん…。」





西岡「嵐みたいやなー。」

藤浪「剛さんよりマシじゃないですか？」





今成「ぽんさん、寝起きっすか？」

上本「うん。奥さんに電話来てるって起こされた。」

大和「自分もっす。」




梅野「あー、牛丼…。せっかく温めてたのに。」

江越「え、朝から…。」




能見「鶴さん、枕ないですか？」

鶴岡「あるわけないやん(笑)」





伊藤「あっ、洗顔してないっ！！」

福留「しなくていいでしょ。」



皆、思い思いに会話してる。
試合中とは全然違う。特に能見さん。
阪神の選手は意外と面白い。

鳥谷「おい、」

「はい？」

鳥谷「そこ、なんかついてるよ。」

「え？どこですか？」

鳥谷「頭のてっ『お待たせしました〜！！』…ぺん。」

もう一度、ステージに戻ってきたアナウンサーの方の手の中には、抽選箱みたいな箱が。


『それではこれより！！阪神タイガース、ペアで挑戦！目指せ温泉旅行！！を始めたいと思います！！』






…？

鳥谷「なんだ、それ？」

能見「楽しそうやん(笑)」

確かに、能見さん、なんか楽しそう…。


西岡「いや、ルール説明せぇへんの！？」


『あ、しますよ。』

…絶対、忘れてたでしょ。

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