シュークリームとチョコクレープ。 ページ18
試合後、ホテル近くのコンビニへ。
「コンビニ行ってきます。」
良太「あ、わしも行きたい!!」
「じゃあ、一緒に行きま「はーい、良太さん捕まえた。」…剛。」
立ち上がりかけた良太さんの腰に飛び付く剛。
良太「なんじゃ!うっとうしいのぉ!」
剛「え〜。そんなこと言わんといてくださいよー。あ、良太さん。話したいことがあるからちょっとええですか?」
良太「今じゃないといかんか?わし、Aとコンビニに…」
そう言ってチラッとこちらを見る良太さん。
「あの、私一人で行ってきますよ?」
良太「ほうか…。すまんのぉ。」
「いいえ、全然。なんか欲しいものとかありますか?」
良太「じゃあ、シュークリームお願いしてもええ?」
「分かりました。」
西岡「ほーい。じゃあ良太さん借りてくで。」
「はい。」
西岡「はいはい。良太さん行きましょ。」
言いながら、良太さんの背中をグイグイ押す。その二人のやり取りを見届けてから、ホテルの出口へ向かう。
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『いらっしゃいませ〜。』
中に入ると店員さんのご挨拶。まずは飲み物を買って、暇なとき読む本も。
そして、良太さんに頼まれたシュークリームを買うためにスイーツコーナーへ。
「あ、あった。」
お目当てのシュークリームを手に取ってかごに入れる。そのとき目に入ったチョコクレープ。
久しぶりに甘いものが食べたくなってきて、1つだけ残っているそれに手を伸ばすと。
「「あっ…」」
横から伸びてきた手もチョコクレープの上に。
「すいませっ…」
謝りながら相手を見るとそこには晋太郎と変わらないぐらいの身長の人がいて、
もしかして。そう思っていると、
「もしかして、金本さん?」
首を傾げながら聞いてくる。
「あ、はい。大谷さんですか?」
小さい声で聞くと、頷いた。
大谷「甘いもの好きなの?」
「あ、いえ。良太さんに頼まれてシュークリーム取りに来たら久しぶりに食べたくなったので。」
大谷「そっか。」
「はい。あの、これどうぞ。」
そう言ってチョコクレープを差し出すと。
大谷「いいの!?」
「はい。」
大谷「ありがとう!」
マスクをつけてても分かるくらい嬉しそうに微笑んだ。
「じゃあ、私はこれで。」
レジに向かおうと大谷さんに背を向けると。
大谷「待って。」
と、私の手首を掴む。
「なんでしょうか?」
大谷「ホテルにだよね?俺、晋太郎に呼ばれたからさ。一緒に行かない?」
「分かりました。」
大谷「ありがと。」
嫉妬ですけど!?それが何か!?→←でっかい弟かわいい兄&うるさい兄
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soft(プロフ) - ななみんさん» ほんとに不器用なのよこの子!←誰ー笑笑 さあ、誰なんだ!? (2016年1月11日 21時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - かいちゃんさん» さっさと踊って咲かせぇぇえ!! 誰でしょう!? (2016年1月11日 20時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
ななみん - あらあら…ご愁傷さまチーーー(º ロ º )ーーーン…しゃかもと何かこの感じがいいんだよなぁ…(突然)助けに来てくれたの誰だろ?やっぱトリさん?それとも剛?意外に良太さん?能見さん…はないな(笑) (2016年1月11日 19時) (レス) id: 878c566972 (このIDを非表示/違反報告)
かいちゃん(プロフ) - softさん» なんやと、ごらぁぁ!!ってか助けに走ってきてくれたのは誰?!?!?!!!! (2016年1月11日 18時) (レス) id: fa35a049e8 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - かいちゃんさん» ワカランよこせゴラァー!! (2016年1月11日 17時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:soft | 作成日時:2015年11月1日 13時