検索窓
今日:12 hit、昨日:11 hit、合計:58,791 hit

鷲と交流しませんか? ページ12

「準備に時間かかりそうなので、先に行ってて下さい。」

鳥谷「分かった。場所、分かるか?」

「場所は分かるんですけど、部屋が分からないんで着いたらメールします。」

鳥谷「ん、りょーかい。じゃあ先に行っとくな。」

「はい。すいません。」

ひよこさんとのドア越しの会話を終えて、お風呂に入る。

蛇口をひねって、シャワーの水を頭からかぶる。
目を瞑って思い出すのは、久々のホームランの感触。

久々の当たりは最高に気持ちよくて、最高に楽しくて。

猝邉紊笋辰討椴匹った

心の底からそう思えた。そんな気持ちになれたのも良太さんのアドバイスのおかげ。

犲分のスイングして来い!三振でもええから。

そう言って私を送り出してくれた良太さん。その言葉で、全部吹っ切れた。野球が楽しくて仕方なかった。

体に付いている泡を洗い流して、お風呂場を出る。脱衣所は少しヒンヤリしてて。

「…寒っ。」

そばに置いてあったフワフワのタオルで体を拭いて、私服に着替える。

「…こんなんでいいのか、な?」

鏡の前で、全体を見る。

野球以外に興味がなくて、洋服とか、メイクとか、女の子が好きなものに疎いから、こういう時にどんな格好をしていけばいいのか分からない。

「…ま、いいか。」

変じゃないし…。多分。








ホテルを出て、しばらく歩くと、約束のお店が見えた。スマホを取り出して、ひよこさんにメールを送る。

犧、お店の前の交差点にいます。

送信してすぐに返信が来る。

猜かった。店の前来て。

猜かりました。

返信してすぐに、信号が青に変わる。

横断歩道を渡り切ってお店の前に着くと、人影が2つ。

「あ、来ましたよ。」

「おぉ。ホントだ。」

近づいてきた2人をポカンと見ていると。

「あぁ、ごめんね。鳥谷さんに迎えてきて欲しいって言われて。」

「あ、そういう事ですか。」

「うん。俺と裕樹で部屋まで案内するよ。」

「わざわざありがとうございます。」

全然。と少し笑って言った。

「じゃあ、行こう。」

「はい。」

お店の前で待っていてくれたのは楽天のキャッチャー、嶋さんと抑えの松井さんだった。

嶋「試合前は、挨拶に来てくれたよね?」

「あ、はい。」

嶋「そんな緊張しないで(笑)」

「いや、かなり緊張します。」

嶋「じゃあ、まっちゃんと話したら?」

松井「僕ですか?」

嶋「うん。っていってももう着いたよ。」

嶋さんが指をさした部屋から、物凄い騒ぎ声が聞こえる。

お父さん…??→←自惚れてた。ただそれだけ。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
82人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

soft(プロフ) - ななみんさん» ほんとに不器用なのよこの子!←誰ー笑笑 さあ、誰なんだ!? (2016年1月11日 21時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - かいちゃんさん» さっさと踊って咲かせぇぇえ!! 誰でしょう!? (2016年1月11日 20時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
ななみん - あらあら…ご愁傷さまチーーー(º ロ º )ーーーン…しゃかもと何かこの感じがいいんだよなぁ…(突然)助けに来てくれたの誰だろ?やっぱトリさん?それとも剛?意外に良太さん?能見さん…はないな(笑) (2016年1月11日 19時) (レス) id: 878c566972 (このIDを非表示/違反報告)
かいちゃん(プロフ) - softさん» なんやと、ごらぁぁ!!ってか助けに走ってきてくれたのは誰?!?!?!!!! (2016年1月11日 18時) (レス) id: fa35a049e8 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - かいちゃんさん» ワカランよこせゴラァー!! (2016年1月11日 17時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:soft | 作成日時:2015年11月1日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。