鷲と交流しませんか? ページ12
「準備に時間かかりそうなので、先に行ってて下さい。」
鳥谷「分かった。場所、分かるか?」
「場所は分かるんですけど、部屋が分からないんで着いたらメールします。」
鳥谷「ん、りょーかい。じゃあ先に行っとくな。」
「はい。すいません。」
ひよこさんとのドア越しの会話を終えて、お風呂に入る。
蛇口をひねって、シャワーの水を頭からかぶる。
目を瞑って思い出すのは、久々のホームランの感触。
久々の当たりは最高に気持ちよくて、最高に楽しくて。
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心の底からそう思えた。そんな気持ちになれたのも良太さんのアドバイスのおかげ。
犲分のスイングして来い!三振でもええから。
そう言って私を送り出してくれた良太さん。その言葉で、全部吹っ切れた。野球が楽しくて仕方なかった。
体に付いている泡を洗い流して、お風呂場を出る。脱衣所は少しヒンヤリしてて。
「…寒っ。」
そばに置いてあったフワフワのタオルで体を拭いて、私服に着替える。
「…こんなんでいいのか、な?」
鏡の前で、全体を見る。
野球以外に興味がなくて、洋服とか、メイクとか、女の子が好きなものに疎いから、こういう時にどんな格好をしていけばいいのか分からない。
「…ま、いいか。」
変じゃないし…。多分。
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・
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ホテルを出て、しばらく歩くと、約束のお店が見えた。スマホを取り出して、ひよこさんにメールを送る。
犧、お店の前の交差点にいます。
送信してすぐに返信が来る。
猜かった。店の前来て。
猜かりました。
返信してすぐに、信号が青に変わる。
横断歩道を渡り切ってお店の前に着くと、人影が2つ。
「あ、来ましたよ。」
「おぉ。ホントだ。」
近づいてきた2人をポカンと見ていると。
「あぁ、ごめんね。鳥谷さんに迎えてきて欲しいって言われて。」
「あ、そういう事ですか。」
「うん。俺と裕樹で部屋まで案内するよ。」
「わざわざありがとうございます。」
全然。と少し笑って言った。
「じゃあ、行こう。」
「はい。」
お店の前で待っていてくれたのは楽天のキャッチャー、嶋さんと抑えの松井さんだった。
嶋「試合前は、挨拶に来てくれたよね?」
「あ、はい。」
嶋「そんな緊張しないで(笑)」
「いや、かなり緊張します。」
嶋「じゃあ、まっちゃんと話したら?」
松井「僕ですか?」
嶋「うん。っていってももう着いたよ。」
嶋さんが指をさした部屋から、物凄い騒ぎ声が聞こえる。
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soft(プロフ) - ななみんさん» ほんとに不器用なのよこの子!←誰ー笑笑 さあ、誰なんだ!? (2016年1月11日 21時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - かいちゃんさん» さっさと踊って咲かせぇぇえ!! 誰でしょう!? (2016年1月11日 20時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
ななみん - あらあら…ご愁傷さまチーーー(º ロ º )ーーーン…しゃかもと何かこの感じがいいんだよなぁ…(突然)助けに来てくれたの誰だろ?やっぱトリさん?それとも剛?意外に良太さん?能見さん…はないな(笑) (2016年1月11日 19時) (レス) id: 878c566972 (このIDを非表示/違反報告)
かいちゃん(プロフ) - softさん» なんやと、ごらぁぁ!!ってか助けに走ってきてくれたのは誰?!?!?!!!! (2016年1月11日 18時) (レス) id: fa35a049e8 (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - かいちゃんさん» ワカランよこせゴラァー!! (2016年1月11日 17時) (レス) id: 6e1dcb83a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:soft | 作成日時:2015年11月1日 13時