I fancy you. ページ48
北條side
「ふみ……？」
腕の中で、ちっさいけど驚いたように俺を呼んだA。
「晋太郎。お前なに考えてんねん」
いつもより早く目が覚めて、練習でもしようと来てみれば、晋太郎がAの胸倉を掴んどってあろうことか手をあげようとしとった。
「聞いてんのか？」
晋太郎は顔を背けたまま何も言わない。
「なぁ、おい！ お前自分がなにしようとしたか分かっとんのかって！」
「ふみ、落ち着いて。私が悪いの」
それにAが晋太郎を庇うのにもイライラして。
俺の腕を掴みながら泣きそうな顔しとるA。
それはどういう感情なん？
こいつに殴られそうになったから？
それともこいつが、殴られたから？
もしAが悪かったとしても、俺は許せへん。
だって、だって。
「落ち着けるわけないやろ。
惚れた女が
他の男に殴られそうになっとったのに」
「え、」
「いこ。話しあるから」
Aの手を掴んで、晋太郎に背を向けて室内練習場を抜けても、一言もしゃべらずにそのままずっと歩いた。つながれた手を振り払われる様子がないことにちょいホッとしたり、チラチラ浮かぶ晋太郎の顔にまたイラついたり。そのたびに俺はAの手を強く握った。
そして人気のない廊下を2人で抜けて、いつもは使われてない部屋にAを通す。
「ふみ、」
「さっきの。ホンマやねん」
何か言いたげなAを遮って、俺は言った。
「好きやねん。Aの事が」
俺の視線を受け止めたA。
その顔は、今まで見たことがなかった。
さっきの泣きそうな顔もそうやけど、今の顔は。
苦しくて苦しくて堪らないって、
そんな顔しとる。
(あぁ、またや)
そしてAの手は、
いつものように、胸元のネックレスを固く、強く握りしめていた。
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優希(プロフ) - softさん» 私、虎の勝ち負けで体調変わるから。負け続けた時、熱だしたからね。今は勝ってるから、出てないけど。応援するしかないよ。 (2018年5月26日 13時) (
レス) id: 250acda05a (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - 優希さん» 最近負け続きだったからちょっと悲しかったけど(´・ω・`) 応援するしかないよね！ (2018年5月26日 13時) (レス) id: 94ac0ee185 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - softさん» そうだね、これからもずっと応援しよう。勝っても、負けても、虎命だから。 (2018年5月13日 9時) (レス) id: 250acda05a (このIDを非表示/違反報告)
soft(プロフ) - 優希さん» うん！ 阪神タイガースもずっと応援しようね！ (2018年5月13日 0時) (レス) id: 94ac0ee185 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - softさん» お久し振りです、お互い体に気をつけて頑張ろうね。 (2018年5月12日 23時) (レス) id: 250acda05a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soft | 作成日時：2017年7月27日 0時
