貴方を僕にください。 (ページ27)

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それぞれの気持ち(WN side) ページ27

゜

僕はヘヨンが好きだ。
ほんとに大好きだ。
初めは正直何とも思わなかったけど、
今となってはNチキに感謝してる。
だるそうにあくびしながらバイトしてたり、
たまに弱いところも見えたり。
僕知ってるよ。
ヘヨンは世界中の誰よりも素敵な人なんだ。

また勢い余って言っちゃったけど、
気持ちに嘘はない。
恋愛感情の大好きに決まってる。
それしかないもん。
今日はそれを伝えにきたんだから。

「…僕、ヘヨンのことが大好き。
だから僕と付き合ってほしい。
僕と付き合ったら絶対に後悔はさせないよ。
絶対に何があっても守り抜くよ。
絶対に絶対に絶対に幸せにするよ。
世界で1番幸せな彼女にするよ。
あとあと…」

ああ！いっぱい伝えたいのに！
上手くまとまらないよ！

「うん(笑)もういいよ…もう…
充分伝わったから…」

あれっ！？ヘヨン泣いてる！？
待って僕ジェミンくんに殺される！！

「へ、ヘヨン！？どうしたの！？
あああジェミンくんに殺されちゃう！！
ごめんね！？僕何か言った！？」

「ううん…ちが…違う…。
嬉しいのっ…。わたしも…大好きっ…。
だから…付き合いたい…」

え！！？！？？？！！！？？？？？！？！？
今何て言ったの！！！？？？？！？！！？！！！？
ワタシモダイスキ！？！！！？？？！！！！？！？

「えっ！？うそ！！ほんと！！？
ヘヨン愛してるよ！！！」

あー！！また勢い余っちゃった！！！！

「あははっ…。Nチキ…買いに行く…？」

「買いに行く！！」

「あ、ちょっと…待って」

ヘヨンがキス…。
キス！？
ああ…もう無理…。

誰かが僕を呼んでる…。

「スチョン！？」

ああ…ヘヨン…僕は三途の川を渡るよ…。
君に出会えてよかったよ…。

「てめぇ何でいるんだよ…！！」

「ジェミンくん…！！ごめんね…！！」

「殺す」

「待って！？！！！？？？！！！！？！？」

ひーん(；；)
ヘヨン助けて～！

「ねえスチョン」

「どしたの？」

ﾁｭｯ

こ、今度は倒れないぞ…！

「えへへ…。ヘヨン大好きだよ」

「私もだよ」

「これからはカップルだね！」

「「許さねえ」」

何この兄弟！！

「ひいいいいん！！ごめんなさい！！」

あ、ヘヨンが笑ってる。
つられて僕も笑った。
ジェミンくんも笑った。
ユタさんも笑った。
ヘヨン、君は不思議な力を持ってるんだね。
君が笑うとみんな自然と笑う。
この先も君と笑えたらなあ…。
大好きだよ。

。