貴方を僕にください。 (ページ23)

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居場所(WN side) ページ23

゜

「ジェミンくん！ヘヨンの家おしえ…」

「は？ヘヨン？呼び捨て？ありえない無理」

「あああ！ごめん！ヘヨンさん！
ヘヨンさんの家教えてくれないかな！？」

「え、何で？無理。あんた何者なのさ」

え、僕何者？え？自分でもわからんわ！←
僕は…僕は何者だ…！えぇーっと…

「ヘヨンに恋をしてる男です！！！」

うわ、やっちゃった。視線が…。
うわー何でだよー…。やらかした…。

「殺す」

ひいいいいん！無理ーーー！！！！
殺されるううううううう！！！！

「まあまあ、ジェミン落ち着きなって(笑)」

はっ！誰だ！
青少年の非行を爽やかに止めるこの方は…！

「あぁ、こんにちは。ヨンホです。
この店の店長です」

ヨンホさん…。爽やかすぎる…！

「こここここここんにちは！
ドンスチョンと申しますと申します！
アッあの、ユタさんのお家はどちらでしょうかっ」

だめだ…！爽やかに圧倒される…！
絶対モテるタイプだ…！←

「えーっと…、とりあえず落ち着いて(笑)
僕は君が何をしに行くのかがわからないから、
勝手に個人情報を教えたりはできない。
だから目的だけ教えてほしい」

「あのあの！
僕、ヘヨンのことが大好きなんです！
気持ちを伝えようと思いまして！
大好きだって言いに行こうと思いまして！」

僕は全部話した。
隣でジェミンくんが狼みたいになってるのは
もうどうでも良かった。
家さえわかればあとは何でもよかった。

「わかった。さっきユタに家督送ったよ。
そしたら全然大丈夫だって。
だから絶対気持ち伝えておいで！
頑張るんだよ！」

あああ…！ヨンホさん…！

「ユタの家は真っ直ぐ行って
2つ目の信号を右に曲がれば良いよ」

「がっ、頑張ります！僕、逃げません！！」

「姉ちゃん泣かせたら殺すからね」

「う、うん！ありがとう！
ヨンホさんも、ありがとうございます！」

よっしゃ！スチョン、行っきまーす！！
もう今までの僕じゃないよ！
ちゃんと会って気持ち伝えるんだ！
ファイティン！僕！

ここを右に曲がる…。
あっ、ユタさん発見！！

「ユタさーーーん！！」

「えっ、スチョンくん！来たんだね(笑)
てか急にどしたの」

「えっとえっと、あの、
ヘヨンに気持ちを伝えようと思って…！」

「ヘヨンなら家にいるよ。伝えておいで」

てか何でシスコンのユタさんが
教えてくれたんだろ…。
まあいいや！伝えないと。

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ

「はーい」

ヘヨンの声だ…！

「スチョンです！外に来て！」

。