貴方を僕にください。 (ページ16)

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やっとわかった。＋α ページ16

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はあ。こんなやる気出ない日初めてだ。
だって、ユナに話聞いてもらおうと思って
家督したら、今日学校休むって
連絡入ってたんだよ…。
まあ…いつもやる気なんかないんだけどさあ。
ユナが学校休んだのもあるけど、
何かほんとやる気出ない。
もうバイト終わる時間だし。
…スチョン来ないし。
あ、あくび出た。

「はあ…」

何かさっきからため息しかしてないな。
もう帰りたいな。
今日のNチキ最後の1個なんだけどなあ…。

「ヘヨンさんっ、お客様ですよ！」

「は！？あっ、ごめんなさ…」

「ヘヨン！」

あ、この感じ。
言葉を最後まで言わせない感じ。
誰かはわかる。

「スチョン…」

「ヘヨンもうバイト終わるよね？」

「え？あ、うん」

「待ってるからはーやーく～」

そう言って私の前から全然動こうとしない。

ほんと天然馬鹿だよね。
私なんかよりずっと身長高いくせして
精神年齢はずっと低いんだから。
子供みたい。
こんな人が毎日一緒だったらなあ。

…嗚呼。私、スチョンが好きなんだ。

「…スチョン」

「ん？何～？」

「後ろのお客様の邪魔になってる…」

「うわわわ！ごめんなさい！すいません！」

もう。
雰囲気ぶち壊すところも、
2回謝っちゃうところも、
耳まで真っ赤なところも、
全部全部大好き。

この気持ちはいつ伝えようか、
迷うなあ。

────────

(YN side)
゜

ﾌﾞｪｯｸｼｭｯｯｯｯ

あ"あ"ー。やらかしたわー。
こんにちは、久しぶりに登場しました。ユナです。
風邪ひいた。めちゃくちゃしんどい。
…てかヘヨンうまくいってんのかな。
スチョン？さん？とはどうなんだろう。
まあ家督ヘヨン送らせたらいいか。
頑張れ…！ヘヨン…！
私も今白血球が頑張ってくれてるから…！！
てかこんな状態で出させるとか
作者鬼畜すぎない！？
絶対ギャラもらうから！！！！！！

ﾊｯｸｼｮﾝｯｯｯｯ

。