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貴「…ぅ」

オ「あ」



ぷるぷると震える私にオビは、やってしまったという顔をして瞬時に距離を取った
首元に生暖かいのが、……うぅ、


これはいつまで経っても慣れない気がする






オ「ごめんね、A嬢」

貴「っ、ちょっと恥ずかしいだけ…だから、」

オ(可愛過ぎる…っ)






首元に手を添えながらそっぽを向く私にオビは何故か目元を手で覆い、上を向きながら悶えている


何となくムカついたので、仕返しに





オ「へ、」





間抜けな声を出すオビに構わず、服で隠れる所に小さな赤い跡をつけた

ベッと舌を出し、そのまま部屋を出た



やられっぱなしは腹立つからね!!!!







オ「〜〜〜っ、はぁ」






一人残されたオビは、先程Aが付けた跡に手を添えながら顔を真っ赤にしベットへと倒れた

落ち着いたら絶対動けなくしてやろ。と呟きながら目を瞑った



















ゼン達の所へ戻ると「やっと来たか」みたいな顔をされた。結構時間経ってたのか…







リ「あれ、」

白「どうしました?」






白雪の隣に立っていたリュウが私を見て、首を傾げた。あ、まずい。ここに来る前にリュウと会ったからリュウだけは分かっちゃう、







リ「髪型が違う気が、」







リュウの発言に シンッ…と静かになる。先程まで喋っていたであろうゼン達も食事に手をかけた状態で止まっていて、

エイセツどのなんて
口に手を当て席を立ち上がっている







ゼ「A」

貴「ハイ」

ゼ「髪型が変わったとは、何だ?」

貴「…リュウの勘違いかと」

リ「…?お団子?って言えばいいのかな、それが増えてる気がしたんだけど…」








お団子って言葉がリュウの口から出たッ!!!可愛い!!違う、そうじゃない!!

ゴゴゴと圧があるゼンに小さくなる私



お説教コースだぁ…








そしてまたゼン達を静かにさせてしまう言葉を白雪が放つのであった







白「ねえ、A。
首元、赤くなってるけど虫刺され?」










スゥ────────────…



















終わった。



















ゼ「ミツヒデ」

ミ「はい。」

ゼ「今すぐオビを此処に連れて来い」

ミ「はい」













シュバッと消えたミツヒデ。ミツヒデも顔が怖かった気がするのは見なかったことにしておこう…

数分後にズルズルと連れて来られたオビ



















ゼ「オビ。何か言い残すことは」

オ「すみませんでしたしか言えません」

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作者名:かっちゃん | 作成日時:2023年5月5日 16時

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