青の白雪姫10【オビ】 (ページ21)

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香水の件は一応終えたし、カゲヤさんとは友達になれたし！一件落着ということでね

完治して動き回ってる私に吃驚してたツルバ達には少し笑ったけど

エイセツどのなんて「え、怖っ…」とヤバい奴を見るかのような目だった。
そんな顔された時には結構心にきた

それからエイセツどのがオビと会った時に「ベルガットの双子とも出来てるんだろ？君はそれで良いのかい？」と誤解したままオビにそれを言ったらしく

般若みたいな顔して迫られた時は泣くかと思ったよね。エイセツどのとオビの誤解解くのに、どれだけ頑張ったことか。

ツルバ達とは仲が良いだけなんで！と言っていると、何処から現れたのか分からんツルバ達が「俺達はAが好きだけどね」と笑いながら言った時は修羅場並にやばかったよね。

オビなんて「やっぱりA嬢コイツらとは仲良くするのダメ」なんて怖い顔で言うし、エイセツどのは混乱し過ぎて倒れてたし

ツルバ達に至っては「好き」が一人の女性としてとカミングアウトしてきた時には私が吃驚した。でもオビとの交際を応援してるから気にしないでと言われた

いやめっちゃ気にする

色々大変だったけど楽しかったとは思った。この数日間。カゲヤさんとも沢山お話出来たし！台所借りて、クッキー作ってカゲヤさんと一緒に食べたのも良い思い出。嬉しい思い出沢山

オ「おーい。A嬢ってば」

貴「！」

何度も呼んでいたのか、顔を覗き込むオビの姿が。いけない、思い出に浸り過ぎた…

ぼけっとしてたごめんねと謝ると、笑いながら大丈夫だよと返してくれた。

オ「髪、出来ましたよ！」

貴「え、見たい！」

オ「はい。鏡」

手持ち鏡を渡されて確認すると、両サイドにお団子が出来て髪は半分降ろしてる状態(伝われ)

片方にはオビとリュウに貰った髪飾りがついてて、今日の耳飾りはオビがくれたやつ。髪もオビが好きなやつ

今日はなんというか、

オ「俺色に染まってる感じするね」

貴「!!!!!!!!!!?」

顔が真っ赤になっていくのが分かる。ぷしゅーと湯気が出ている私に笑うオビ

そのまま首筋に顔を寄せた

ん？？

首筋に顔を、

気づいた時にはチクッと痛みが走る。そして痛みを消すかのように舐め始めたオビ

もう頭が爆発しそうですオビさん