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オ「お嬢さん。動かないで」

貴「加勢は期待しても?」

エ「ツルバどのの指一本くらいだろうな…」



白雪を後ろにやり
私の前にはオビとエイセツどの


そして後ろからトントンと肩を叩かれた。叩いたのは白雪で険しい顔をしながら私を見ていた


相手に気づかれないよう小声で問いかける



貴「どうしたの?白雪」

白「…本当にカゲヤさんの家、なんだよね?」

貴「…え?」




白雪の問いかけに反応したエイセツどのは「何故?」と逆に問いかけた




白「カゲヤさんは中和薬を作ってるのかと思いましたが、この家にはそれらしい道具が見当たらないので…」

貴「言われてみれば確かに…」

エ「……オビどの。
君は俺にやられてくれ」

オ「はっ?」






何か策を思いついたのか白雪を見るエイセツどの。そして表に聞こえるよう声を荒らげる






貴「エイセツどの!どういう事です!?」

白「答えてくださいエイセツ様…!!」

エ「仕方が無いだろ!邪魔になったんだ
連中の香水は使い道がある!この北の地を陰ぇ制御出来るんだ!次は俺が

こんな機会があるか!?みすみす逃せと!?」





やっと理解したのかハッとする白雪に、ばちんっとウィンクするエイセツどの


そして床にゴッと硬い瓶を投げつけ、オビの横にドサッと倒れた




白雪はエイセツどのが支えていた




薄ら目を開けると中に入って来た黒い男達が見えた。あの人達は、ツルバと倒した、、






エ「誰だ」

「……。ルギリア伯爵ですか?」

エ「ああ…。昨夜 俺を襲った連中の仲間か」

「……何の話です?」

エ「…違うとでも?じゃあ 俺と同じでリエラ夫人と取り引きに来た?」

「─────捕らえろ」







ヒュと剣を下ろした音がした時「なあ!」と大声を出すエイセツどの





エ「お前達の主人は
俺に手を出しても事態を収拾出来るのか?俺に秘密を知られたかと焦り、今 困り果てているはずだ

収めてあげるよ。ただし当然俺を中心に入れる事が条件だ。それとも今


君達の判断で俺を殺す方が褒められる?」


「──────…」




エ「…ちなみに。見て分からないのか?
リエラ夫人の真の拠点はここではないよ」

「…!?」

エ「主人に会わせてくれ」







数分後「下がれ」と聞こえてきた







「伯爵を襲った者達とは誰です?」

エ「それを聞く為に俺をはめる気か?」

「いえ。リエラを捕らえるはずの者達との連絡が途絶えています。もしや同じ者達の仕業ではと」







────途絶えてる、?

.→←.



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作者名:かっちゃん | 作成日時:2023年5月5日 16時

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