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ゼ「俺に?
俺に言っていたとは気が付かなかった」
「なん…。…お聞き下さらないのは
罪人の言葉など信じられぬと、お思いだからでしょうな」
ゼ「─────卿が、卿の為だけに言葉を吐いているからだろうよ
だから届かない。こちらの心は関係ない」
「で…殿下!」
ゼ「尋ねたい事ならまだある。
近く話してもらおう、サンガ伯
直接会う事はまあ無いだろうが」
そのまま馬車は去って行き、近くの衛兵が苦笑しながら「殿下…」と話しかける
思いっきり溜息をついたゼン
ゼ(六名、無事)
安堵していた
貴方side
白雪達とも合流すると予想通り木々も白雪達の方に居た。感動の再会みたいな気持ちに…
木々ーー!!と涙を流しながら抱きつくと、優しく撫でてくれた。いかん、惚れる
ミツヒデは俺の時はそんなの無かったんだが…と言っていたから同じようなことをすると嬉しそうにしていた。単純過ぎるッ…
笑いそうになってたけど頑張って堪えた。後ろのオビは堪えきれてなくて地面叩いてたけども
数分後には
遠くから物凄い速さで駆けてきてる者が
オ「すごい速さで駆けてきますよ」
ミ「わざわざ登っておいでか」
木「おいでだね」
貴「待って、顔怖くない?」
──────「ゼン殿下!」
一段落 幕を閉じた
貴「あ!」
肩を落としながら歩いていると少し先には三つ編みがユラユラ揺れていた
あれはタリガじゃん!!!!
走ってドンッと背中に体当たりすると「は!?」と声を出しながら驚きながら後ろを向いたタリガ
そして目を見開いていた
タ「A…」
貴「へへ、また会ったね」
タ「…それよりその怪我、」
貴「あ」
そうだった。私、大怪我並にヤバいんだった。思い出した途端、身体に力が入らなくなって崩れ落ちたが直ぐにタリガが支えてくれた
タ「医務室連れて行くから」
貴「はい」
怖い。顔が!!!!震えていると遠くから「ツルバどの!」とエイセツどのの声が
エ「え!?Aどの!?
ツルバどのともそういう…?」
貴「全部間違ってますエイセツどの」
タ「弟のタリガです。エイセツどの」
エ「え?あ、あ〜〜〜〜〜!」
ツ「ご苦労様でした
シュウどのもヨヅミどのも戻っていますよ」
こっちがツルバです。エイセツどのと言うと、もしかして君ってベルガットの双子と…!?と謎の誤解された
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作者名:かっちゃん | 作成日時:2023年5月5日 16時