籤 ページ8
オ「エイセツどのは、お客人の見送りが済んだら本当にもう休むんです？」
シ「はい。ご本人が先程仰ってた通りです。こういう日はいつもお疲れになって すぐに寝てしまうので
また明日改めてお会い出来るでしょう」
オ「あなたは？」
シ「私も休みますとも」
そんな二人の会話を聴きながら、リュウがシュウどのに飲み物を渡した
リ「どうぞ、シュウさん。
喉を湯気で温めるようにしてゆっくり飲んで下さい」
シ「やあ。ありがとうございます」
白「───────シュウさん」
シ「…はい」
言いたげな白雪は何も言わず
そのまま頭を下げた
白「…リュウの薬湯はよく効きますので
お大事になさって下さい」
リ「何かあったら呼んで下さい」
シ「はい。
きっと、いて下さるだけで安心して眠れますよ」
何も知らないリュウ以外、私達は睨みつけた。そして部屋を出た
ほんっっとイライラさせてくれるよね
エイセツどのも
シュウどのも
シ「……警戒と無警戒と、応対に苦労する…
あたり籤とは言えないかもな」
「各お部屋ご自由にお使い下さい
続き扉の鍵は扉脇にございます。後ほど着替えをお持ち致します」
とりあえず部屋の中を色々見て周りリュウにエイセツどの達の話をした
リ「……。そうか…
何か事情がありそうだったけど…おれ達を泊まらせたいからだったんだ…」
貴「うん」
リ「まだ寝ない…方がいいかな」
白「いえ。今日はもう用は無いみたいなので無理はせず…。…私達が残ることを大勢にわざわざ知らせるようにしたくらいですから危険も無いと…。思いたいけど、どうかな？」
オ「まあ。そうだね
危険かはともかく…休むにしても外の様子だけ確かめてくるから、ちょっと待っててくれるかい」
既に寝かけていたリュウが勢いよくコクッと首を縦に振った。
貴「…私も少し身体を動かしておきたいな」
オ「……あんまり夜の外には出したくないけど…。離れないでね」
貴「それは難しい問題だなあ」
オビが出る前に先に私が窓から出た。「は…!?」と後ろから怒ってるような声が聞こえてきたが聞いてないことにしとこう
木を上手く使って部屋から遠ざかった
数分後には捕まるかな…
ﾄﾞﾝｯと背中に衝撃が走った
貴「─────…ぇ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かっちゃん | 作成日時：2023年4月25日 16時
