青の白雪姫9【オビ】 (ページ42)

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リュウ達の危機ページ42

エ「カゲヤどのが何をしているか知らない
だけど多分────困っているんだと思う。あの人が困っているなら助ける

シュウとリュウを巻き込みたくもない

だから

君達を頼りたい」

─────────────…

パシッとエイセツどのの手を握った白雪。その上から手を重ねるとエイセツどのは驚いていて

オビも手を差し伸べた

ツルバとは別れ
私達もルギリア領へと馬を走らせた

オ「カゲヤどのの家はどこに？
ここから一番近いなら教えて下さい」

エ「……知らない」

オ「え？」

エ「カゲヤどのはうちで働いてて…、事情があって俺が遠ざけたんだ。
それで、どこでどうしてるかなんて調べないだろ。未練がましい」

オ「それこそ
未練がましい気がしますけどねえ…」

エ「……」

それを言わないであげてオビ…

エ「……。目が……変わっていた
俺を嫌いになっていて、あんな冷たい目つきをしていただけならいいけど

それは楽観が過ぎるだろうな」

早く、カゲヤさんを助けないと、

急いでルギリア邸に戻った私達。シュウどのは居るか！と尋ねると

ヨヅミどのが来ていて三人で出掛けた、と

三人が出掛けた先は、ヨヅミどのの御家

そしてリュウが私と白雪に手紙を預けていて、その手紙を読むとユズリからで

香水の作用を見付けてくれた手紙だった

また馬を走らせる私達

エ「わざわざ香水をつけてヨヅミどのに近付いてきた女がいたって、話してたよな!?」

白「はい」

エ「だったら使ってる連中は作用を承知してる。強制的に人の心を奪うとはな

中毒にさせたヨヅミどのがうちに来た事を知ったら、放っておかないよな」

貴「ええ」

エ「俺達が別件で動いていたのも知られただろうか」

オ「だとしたら相手は別件とは思わないでしょう。実際トウカもリエラ夫人も香水も全部繋がってるはずです」

エ「そうだな…。
カゲヤどのがどちらにも結びつく」

白「中和薬…。やっぱり香水の…？」

まって、そうえばカゲヤさんって専門知識あったよね？しかも、、

貴「植物に詳しい、庭師……」

白「！」

エ「────…ああ」

オビが何かに気づいたのか森の中へと入っていく。それについて行く私達

暗いし、血がついてる石も

貴「──…は、」

まってよ、なんでここに

リュウが、本につけてたやつが、あるの……？