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ヨ「では!私は香水の調査を。団長に許可を頂かねばなりませんが」
シ「エイセツ様が口を利いてくれますよきっと」
リ「じゃあ…
白雪さん達が戻り次第、すぐにだね」
一方 エイセツとカゲヤは
カ「いつ、ヨヅミと…」
エ「最近…、私の屋敷を訪ねて来たのです。
…あなたと関係があるのなら話して下さい。ヨヅミどのは血縁……?
答えて下さいカゲヤどの。
あなたは今晩──…イリーズの名で出席を?」
ガタンッ!!!!と馬車が揺れる。そして立ち上がったカゲヤは「降りて下さいエイセツ様」と言い、それを拒否ったエイセツに対し
ドッッ
エイセツの肩に
手に収まるくらいの小型ナイフを刺した
エ「……、何か仕込んでます?」
何も言わず、エイセツを中から押し出し押されたエイセツは地面へと身体を打ち付けた
そのまま馬車は去って行き
取り残されたエイセツは肩の痛みに耐えながら、木へと寄りかかった
そしてガサガサと森の奥から複数の黒い影が。同時に白雪達から貰った丸い物を口に含む
黒マント、口元には黒いマスク。いかにも怪しい人物。その者達は剣を持っていた
「馬車にいた者とはどういう関係だ」
エ「…好みだったんで乗り合いを頼んで口説いたら落とされたんだけど、誰だったか教えてれるのかい?」
「この男…、ルギリア伯では?」
「何…!?」
エ「ルギリア…。
今 そう呼ばれるのは
古傷を思い出して嬉しくないな…」
「捕らえますか?」
「待て!」
エ「……!?」
驚きを示す黒い男達は、一点に集中していた。その視線を追った先には
首元に剣を向けているツルバとAが
オ「いいかいお嬢さん」
白「うん」
白雪達も同じ時に動こうとしていたのであった
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作者名:かっちゃん | 作成日時:2023年4月25日 16時