検索窓
今日:8 hit、昨日:45 hit、合計:4,965 hit

カゲヤ ページ30

NOside




「貴女方がお使いの
この「香水」────…」




とある個室では仮面を被った女性二人が話をしていた。黒髪の女性の手元にあるのは、白雪達が調査をしている香水




「とても怪しい香りがするのですね。ひとが虜になるのも頷けます」

「……!?なぜ、あなたがそれを…」

「この香りを濃く、一気に吸い込むとどうなってしまうか。………当然ご存知でしょうね」







───────────…パシャ







黒髪の女性は目の前の女性に香水をかけた。一気に吸い込んでしまったもう一人の女性は、テーブルの上に置いてある小さな小瓶を手に取り


ゴクと飲み干した







「無駄です」

「…!?」

「今日、お渡しした薬では中和されません。
別物ですから」

「あ、何を…飲ま……せたの……」






震え始めたもう一人の女性。そして黒髪の女性は席を立ち小さな小瓶を持った




「やめて、お願いよ。ねえ、」




震える手で黒髪の女性へと手を伸ばす




「助けて……………ッ」



「やめなかったのはそちらでしょう
私は助けたいと思いません」









そう言って個室から出ていった



















一方 オビは壁にもたれ辺りを見渡していた







オ(……。あの使用人、しばらくあの場から動いていない…。……いや他の人間もだ……。

何だ、何か………)





ぶわっと身震いしたオビ
慌ててエイセツに問いかける





オ「おい」

エ「─────え?」

オ「今、なんでここに居るのかわかります?」

エ「なんでって……?
えーっと…ちょっと待ってくれ…」

オ「お嬢さん達に貰ったやつ、口に入れて下さい」

エ「お嬢さん達?ああ…彼女達か……」






がぽっとエイセツの口に何かを入れたオビ。そして自身も口に含み「噛め」と指示を出す


ガリッと噛んだ二人





エ「!! 痛っ、舌噛ん……」






噛んだ直後、電気が走った二人






そう、二人が噛んだのはトウカ戦の時にツルバが、ゼンとAに渡した物凄くやばいもの


オビ達もA達と同じよう、苦しみ出した







オ「お、じょうさん、Aじょう〜〜〜〜」

エ「な…何を噛んだんだ俺達!?
彼女達 笑顔で渡してくれなかったけ!?」

オ「目が覚めましたね」

エ「………!薬か……!」









その時
足取りに異変がなく、幕から出てきた黒髪の女性に目をつけたオビ達



追おうとするオビをエイセツが止め、君は小部屋にと指示を出しその女性を追いかけた











そしてオビは小部屋へ

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
212人がお気に入り
設定タグ:赤髪の白雪姫 , オビ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かっちゃん | 作成日時:2023年4月25日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。