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エ「私は、事ここに至ってもベルガット家の人間である君を信用出来ていない」
「「「！」」」
エ「先々代と先代当主の話を知っているから
……君の事は、ろくに知らないのにね
だから自分の評判に影響しないように陰で君と連絡を取ろうと白雪どの達を利用し、オビどのに近付いたんだ。
ベルガット現当主は陛下の御膳で、殿下と王女に臣従を誓ったという。だからオビどのに嘘はつけまいと
それを君に黙ってよろしくと言うのは…
すまない。卑怯だった」
頭を下げたエイセツどのに無言になる私達
エ「あ、三人がここに居るのは私の立場とは関係ないよ。というか私がついてきたようなものなんだ」
ツ「そうですか
私が兄に仕えていたのは事実ですから、警戒するのは当然でしょう」
エ「…………。当然かい？」
ツ「ええ。私の家に来て、自分から水や紅茶を飲む方がいたら心から驚くくらいに」
私達のことだねえ…
エ「………。だけど、君こそ私を信用する根拠は無かっただろうに」
ツ「あなたは昔から私や弟を徹底して避けていたでしょう？
そのおかげで今回 話を聞いてもらうのに苦労しましたが、あなたが関わっていない事は明白で助かりました」
エ「………。ばれてた？」
ツ「はい
──────しかし
お三人にご迷惑をおかけしてしまった事は私もお詫びしたい」
エ「…俺、謝ってないよね…？」
オ「どうでしたっけ」
エ「────────すまなかった」
ツ「申し訳ありません」
白「───────はい。
ツルバ様のせいとは思いませんし、エイセツ様には既に腹を立て終えていますから気にしていませんよ」
オ「いませんね。したいようにしてましたから」
貴「私もオビと同じですね」
私達の言葉に一先ずホッとするツルバ達。とりあえず一通りの話は終えたし
パンッ！と手を叩く
貴「細かい確認は宿で。
そろそろ支度をしましょう」
ツ「そうだね」
宿に帰り 直ぐにツルバは私達の元へ。ガチャと扉を開けた
貴「早かったね」
ツ「着替えは済ませてたから」
貴「白雪と私から用があるの」
ツ「俺に？」
貴「うん、こっち」
ツルバを白雪の元まで連れて、オビ達は夜会に行くための準備を
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作者名：かっちゃん | 作成日時：2023年4月25日 16時
