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エ「リュウ 白雪!
お客だ。宮廷薬剤師の君達に」
客間に移動すると
黒髪で短髪の男性が座っていた
ヨ「ヒアテス騎士団の
ヨヅミ・イリーズと申します」
エ「宮廷薬剤師がうちに居るって誰かに聞いたの?」
ヨ「はい。団で話題になっていて…」
シ(…………イリーズ…。……?)
リ「どんな、ご用でしょうか」
ゴソッと腰に付けていた入れ物から何かを取り出したヨヅミ
コトッと机に置かれたのは瓶。中には液体が
白「それは?」
ヨ「…………………香水です
これがどんな香水なのか
ご存知無いだろうかと…」
エ「どんなって…。原料の事?シュウ取って」
取ろうとしたシュウ達に「あっ!!!」と大声を出すヨヅミに皆がビクッとする
エ「あ ごめん。触ったらまずかった?」
ヨ「い、いえ あの。
強めの香りなのでお気をつけて…」
エ「あ そう?わかった」
白リ((びっくりした…))
エイセツは瓶を持ち蓋を開けた。そして、いい香り。俺は好きだよと言うエイセツ
皆がその香水を嗅いでいく
白雪は 甘い独特で強くは感じないと言い
リュウは鼻に手をあて難しい表情
エ「あれ。リュウは香水苦手?」
リ「いや……。これは何か……
お酒に近いような、籠もった感じがする……」
だけど皆が香りに覚えは無いと。それに対し「そ…う、ですか…」と下を向くヨヅミ
エ「色男」
シ「はい」
シュウは瓶に手をつけ「…!これは…」と言った瞬間「ご存知なのですか!?」と大声でシュウに訪ねたヨヅミ。それに対し「失礼。私もわかりません」とシュウはそう返した
また下を向いたヨヅミに違和感をもった白雪達
白(今、ほっとしてた………?)
シ「わかりませんが、甘さの種類がこう…か
蠱惑的だなあと」
白「蠱惑…。これはどこで?」
ヨ「あ、はい。三年程前にどこかで買って忘れていたもので、同じものを探してはいるのですが
どこの店でも知らないと言われました」
エ「売ってるところより
作ってるところに行かないと」
え。と固まるヨヅミに謝ったエイセツ
白「新しいものを使いたいわけでもないように見えますが、何か事情が?」
白雪の眼に冷や汗を流すヨヅミに声をかけたエイセツ
エ「────ヨヅミ。
香りは彼らの専門では無いよ
宮廷薬剤師を頼ってきた理由が
他にあるんだろ?」
ヨ「────────…はい……」
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作者名:かっちゃん | 作成日時:2023年4月25日 16時