青の白雪姫9【オビ】 (ページ15)

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オ「しかし使われちゃったねえ」

白貴「「うん」」

腹立つ

とりあえずそこで解散となり、元の部屋と戻った

一人になると静かになり、ベッドの上に寝っ転がる。眠気も失せたし…

………利用されっぱなしなの本当に腹立つ

ゼン呼んでやろうか…！！！

────────────…うん

私はベッドから起き上がり、部屋を出た

リ「……あ、そうか
エイセツ様のところだ…

！？

…あ、なんだ。オビさんとAさん……」

パチッと目を覚ますと何故か目の前が真っ黒。しかもこの匂い、、オビだ

え？？？？なんでオビ？？？？

リュウの部屋に居たはず、だよね。あ、まってもしかして一緒の考えだったやつ？？

私ごと持ち上げて起き上がったオビ

オ「おはようリュウ坊！！」

リ「お、おはよう。？」

貴「オビと多分一緒だとは思うんだけど

ちょっとの間、白雪と二人でルギリアの相手よろしくしてもいいかな」

リ「え？」

「あんまり行かせたくは無いんだけど」

「私があのままで終わると思う？」

「そうだったね…」

【ベルガット邸】

バシャッと雨の中馬を走らせ扉の前へと止まる

「─────…!!」

オ「──────よお」

貴「──────突然すみません」

とりあえず、ずぶ濡れ状態で申し訳ないけど入らせてもらった。なんかオビは少し使いの者と話していたから先に

開きっぱなしの扉にコンコンとノック音をする

そして目の前には目を見開くツルバが

話し終えてきたオビも後ろにいて

オ「お邪魔するよツルバどの」

ツ「A……!?オビどの……!?」

やっほーとツルバに手を振ると嬉しそうにはしていたが、私達が来たことの方が気になるようで

ツ「どうしました。殿下から何か…？」

貴「だったら
私もオビも喜んで来たけど、はずれ」

オ「伯爵に手紙送っただろ？」

ツ「………！ルギリア伯とお知り合いでしたか…」

オ「出会ったばっか。その早々ツルバ・ベルガットの話に信憑が欲しいって頼まれてね」

ツ「……それは………
とんだご迷惑をおかけしました」

申し訳なさそうに言うツルバに、まあそんなに気にしないでと言いながら笑った。