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白「オビ、A
───少し王城の夜会と違う？」
貴「うん」
オ「不気味な程、誰も寄ってこないしね。A嬢は普通話しかけられるのが当たり前だけど…」
貴「…様子を窺われてる感じで嫌な気分ね」
白(ゼンとのつながりで……？)
貴(…ルギリア家の事情とか、かしら)
オ(ウィラント諸侯の招待客…。まさかとは思うが、ベルガットが居たりするか？)
私と白雪の後ろに誰かが立った
「やあ。また夜会で会ったね」
驚きながら振り向くと
え、なんでここに
貴「ヒサメ、どの…!?」
ヒ「驚きました？まあ僕も驚きましたけど
久しぶりですね」
貴「え、あの…。……ええ？」
ヒ「混乱している姿も美しいですね」
what？？？
白「お久しぶりです。ヒ、ヒサメさん」
ヒ「胸に手をあてるほど再会を喜んでくれているのかな。お嬢さん
─────ああ。この呼び方は、オビどのだけのなんだっけ」
オ「……そうです。
ミツヒデさんの大親友のヒサメさん」
ヒ「大親友？残念だな
長年の親友ぶりを見せてあげたいところだけど一人じゃ無理だ
今日来てるのは副団長としてでも、大親友としてでも無いからね」
オ「へー。じゃあどんな……。
……どん、な」
あれ、まさか。てが、みの……
オ「お嬢さん！！手紙で聞いたやつ！！」
白「てが…────あっ。そっそうか！！」
ヒ「君達を見つけたのは秘密にして来たから
驚かせに行こうか。僕の許嫁を」
ヒサメどの
センター分け結構似合ってるな…(今じゃない)
そして
私達の前に現れたのは、ドレスを着た木々
ヒ「ね。居ただろ」
木「………。「オビとAと白雪とリュウによく似た四人」？」
ヒ「どう？本人？」
木「本人です」
ヒ「それは良かったね」
笑い合う二人に何だか拍子抜けした
木「とりあえず、四人とも久しぶり」
白「木々さん…」
貴「…木々」
白雪と一緒に木々の手をギュッと握る
白「手紙ありがとうございました」
貴「オビと白雪と読んだよ」
木「こちらこそ。返事をありがとう」
白「──────…また、
髪を結って下さいね。木々さん！」
貴「──────…今度は
私のも結ってね木々」
木「何度でも喜んで」
フッと笑う木々に惚れるかと思った
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作者名：かっちゃん | 作成日時：2023年4月25日 16時
