～彩雲国物語～ (ページ10)

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武芸大会の当日
やはり体調を崩した

「ｺﾞﾎｯ…ごめんなさい…」

楸瑛「仕方ないよ。ゆっくり休んでるんだよ」

ベットに寝転ぶ私の頭を
軽く撫でながら優しく言う

「少し良くなったら見に行くね」

楸瑛「ああ」

「頑張ってね」

楸瑛「優勝狙ってくるよ」

笑顔で言うと、武芸大会の場所に向かった楸瑛

「ｺﾞﾎｯ...ｳﾞ...ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ...」

はぁ…こんな身体いやだな…

目を閉じるとすぐに眠気に襲われ
そのまま眠りについた

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目が覚めると
外は夕日に照らされていたが
朝の時より少し身体がましになっていたので
女官に頼み
支度をしてもらい、武芸大会の元に向かった

まだ間に合うかしら…

武芸大会の場所に着くと
やはり試合は終わっており
ガックリと項垂れる

とりあえず楸瑛をさがそう

廊下を歩いていると
秀麗とバカ王をみつけた

「こんにちは」

声をかけると二人が振り向く

秀麗「あなたは！柊華様」

劉輝「柊華ではないかっ！久しいな！」

「この間はありがとうね、秀麗ちゃん」

秀麗「いえいえ！それよりお身体は大丈夫ですか？」

「ええ、ありがとう」

劉輝「？どうゆうことだ？」

「貴方はしらなくていいのよ」

劉輝「な！？酷いぞ柊華」

秀麗ちゃんのおかげで
まともな王になったらしいけど
まだまだよね

悲しそうな顔をして私を見てくるが無視だ

「それより、楸瑛しらない？」

秀麗「藍将軍ならさっき女の人に囲まれていましたよ」

私が来る意味なかったじゃない

「そう、ありがとう」

笑顔でお礼をいい
睡蓮宮に戻っていく

途中、その囲まれている光景が目に入ったが
特に楸瑛に声をかけることなく去っていく

睡蓮宮につくと
ベットに寝転び先程の光景を思い出す

本当…
女の人なら誰でもいいのかしらね

何故か少し悲しい気持ちになったが
気にせずまた眠りについた

その日は
晴れだった空が急に曇り出し雨が降ったとか

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