貴女がずっと好きでした。桐山照史

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「 やっと告白する覚悟できたん？ 」









隣で笑うこいつは今でも仲良し重岡大毅。









仕事が押してもうて、どうやっても

集合時間に間に合わへんねんけど

1人で途中参加するんは嫌という

俺のワガママに付き合ってくれた。









「 絶対、今日告白する、決めてん 」









気合のガッツポーズをキメると

シゲは背中をバンっと叩いてくれた









「 応援してんで 」


「 ありがとう 」









深呼吸して、トークに貼ってある店内へ入る









ちょうど遅れてきた奴らと合流して

一緒にわらわらっと入ると

すでに出来上がってるやつがちらほら。









そいつらの奥に、ミズハとAを見つけた









あくまでも冷静に驚いた設定でとシゲと決めたから









「 え、A？ミズハ！？ 」









と、演技して近づいた。









「 めっちゃ懐かしいんやけど！！！ 」









大人っぽく綺麗になった2人に

緊張しながらも学生時代を思い出して

懐かしくてほっこりした。









親方って言われんのも懐かしい。笑









「 久しぶりやなぁ〜、元気しとった？ 」









シゲが先に話しかける

2人ともわかりやすく笑顔になってる









良かった。









ミズハは淳太くんの嫁さんやから

たまーに会ってたんやけど









Aは本当に久しぶりで声が少し震えた









近況報告をして、いろいろなことを知れた









Aは中学の頃から語ってた夢を叶えて

病院勤務をしてるらしい。









そんな真剣な話からくだらない話まで

結構盛り上がって、気づいたらいい時間になっとった









ふとミズハが時計を見て

「 淳太さんに叱られちゃう 」と

帰り支度を始めた。









あかん、まだ何もしてへん。









どうしようと考えとると後を追うように

シゲも明日も仕事や〜って俺に

ウインクをして去っていった。









くっそう、余裕やんけ。









2人っきりにされた。

震える。全身が震える。









とりあえず店出なと2人で出て

できる男風に声をかけた。









「 Aは家どっちなん？送ってこか？ 」









あぁ、絶対声震えてた。









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