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#23 ページ23

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神ちゃんがいないから1人でお昼ご飯。









ご飯食べたら小瀧くんのところ行こーって

考えてたんやけど、小瀧くんの方からきた。









「 Aさ〜ん、一緒にご飯どうですか〜 」









この前のことがなかったかのような

いつも通りの接し方で。









「 ちょうど返事がしたかってん、ええよ 」









目線は合わせられないけど強い口調で伝える。









小瀧くんは私の隣に座り

コンビニで買ってきたであろう

唐揚げ弁当を膝の上で広げる。









小さく手を合わせて「 いただきます 」と

きちんと挨拶をしてから食べ始めた。









食べてていいから、と伝えて1人で話し始めた。









「 私な、確かに最初は好きっていうほどの

気持ち、彼にはなかったと思うねん 」









久々の再会に舞い上がってたのが

大きいかなって思い返す。









「 じゃあ… 」









小瀧くんは口を開くけど

ペースを持っていかれたくなくて









「 でも、小瀧くんのおかげで気付けてん

私、彼のこと好きや〜って 」









って、はっきりと言った。









「 俺の…おかげ? 」









よくわからんみたいな顔して私を見る。









「 その…小瀧くんにキ、キスされて

思い浮かんだのは彼だったから 」









そういうと、大きなため息をついて









「 …キューピッドしてもうたってこと?俺 」








と、唐揚げ弁当に目線を落として聞いてきた。









「 結果的にはそういうこと…かな 」









そう伝えると、勢いよく立ち上がり









「 でも、俺、まだ諦められないんで

結婚してなきゃ、まだチャンスありますもんね 」









と、うっすーーーら目に涙を浮かべながら

去って行った。









小瀧くん、ルックス性格仕事ぶり全部完璧で

モテるんに、どうして私やったんやろ。









こんな、どうしようもない、私の

どこを好きになったんだろう。









それをいうなら照史もやけど。









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緑 猫(プロフ) - ほのかさん» 返信遅くなって申し訳ないです!感想ありがとうございます!番外編の妄想たくさんあるので頑張って更新しますね! (2017年2月23日 22時) (レス) id: 29f11a8fd5 (このIDを非表示/違反報告)
緑 猫(プロフ) - ほのさん» 返信遅くなって申し訳ないです!感想ありがとうございます!キュンキュンしていただけて嬉しいです!!今後も頑張りますね! (2017年2月23日 22時) (レス) id: 29f11a8fd5 (このIDを非表示/違反報告)
緑 猫(プロフ) - あきとんさん» 返信遅くなって申し訳ないです!感想ありがとうございます!桐山担さんにそう行ってもらえるのが1番嬉しいです!今後もスピンオフがんばりますね! (2017年2月23日 22時) (レス) id: 29f11a8fd5 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - めっちゃキュンキュンしました!照史くんの純愛さが可愛くて可愛くて...。番外編など書いてもらいたいです!頑張って下さい!! (2017年2月16日 20時) (レス) id: fa024b8ac8 (このIDを非表示/違反報告)
ほの - めちゃいいお話!!わたし桐山担で、と〜ってもきゅんきゅんしました!これからも楽しみにしてます! (2017年2月11日 13時) (レス) id: 7eeb44beb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緑 猫 | 作成日時:2017年2月2日 19時

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