貴方を愛していいですか。桐山照史

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朝起きると、今日照史は休みらしく

朝ごはんを作ってくれていた。









わ！フレンチトースト！！

朝からめっちゃ幸せや〜！！！









「 ありがと照史！！うちな

フレンチトースト大好きやねん！！ 」







「 それはよかったわ、作った甲斐があるな〜 」









ほんま、ええやつや。

私なんかを好きって言ってくれて

私なんかのために尽くしてくれて。









家を出るときも、「 いってらっしゃ〜い！ 」

とエプロンつけたまま、両手で大きく手を振って

玄関まで出て見送ってくれて









「 い、いってきま〜す 」









ちょっとだけ恥ずかしかった。笑









おかげでにやけとまらんくて

通勤中、絶対変な目で見られたわ。









職場に着いて、今日神ちゃん休みやなー

さみしいなーなんて考えながら

朝のミーティングに参加する。









「 今週末、病棟メンバーで忘年会をします

参加できる方はできるだけ参加してくださいね

会費は… 」









あ、もうそんな季節。









クリスマス1週間後やん。









カレンダーを見ること少ないから気づかんかった









ぼーっとみていたカレンダーから目線をそらすと

小瀧くんと目があってしまった









気まずくてすぐにそらすけど

ミーティングが終わった後









「 いつでもいいんで、ええ返事待ってます 」









って私を横を通る時に小声で囁く。









返事は、決まってる。









お昼、ちゃんと言おう。









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