貴方を愛していいですか。桐山照史

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ご飯の後片付けをしてから

お風呂はいって、2人で並んで

ソファに座ってテレビをつける。

この番組面白いよなあ〜。









CM中ふと照史を見ると、もう半分目が閉じてる。









「 照史？布団で寝ないと風邪引くで 」




「 Aといっしょにねる 」









ふわふわとした喋り方で子供みたい。









でも、そんな喋り方とは裏腹に

テレビを消されて、右手を引かれて

寝室まで連れてこられた。









「 いっしょにねよ？ 」









布団をめくってポンポンたたく。

はよ来いってことやんな。笑









「 はいはい、寝ましょうねえ〜 」









布団に入ると、ぎゅーっと引き寄せられて

目の前、照史の胸元。









「 Aあったかいなあ 」



「 …あ、照史があったかいんやない…？ 」









たまに見せる男らしいとことか

照れてまうんやってば。









多分耳とか真っ赤やし、顔も熱い。

見られたくないからぎゅっと抱きつく。









「 おやすみ、A」

「 う、ん。おやすみ 」









照れるけど、照史の腕の中は本当に寝付ける









多分、あんなに眠そうやった照史より

先に寝てもうたと思う。









やから、照史が









「 A、俺はいつまででも待てるで

もう、何年も片思いしてるんやもん







ずっと、好きやで…A… 」









って、寂しそうに独り言を呟いてたなんて

私は、知らなかった。









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