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申し訳なさそうにリヴァイに伝えると軽く舌打ちをし私の腕を引っ張った。
「っ…わっ…んっ!」
びっくりしている暇もないスピードで唇を奪われあっという間に彼のペースへと呑まれていく。
「んっ…ぁ…ン…はぁ、リヴァイっ…どうしたの…」
「…本当はこのまま押し倒して逃がさねぇようにしたいが…今日はこのキスで許してやる。だが今度は俺の側にいろ。いいな?」
そう強く約束させるように言い放つリヴァイに私はフッと小さく頬みリヴァイの頬に手を置いた。
「…了解です。今度は絶対リヴァイの側にいるからね。」
チュッと唇に軽く口付ける。
「…てめぇ余計離せなくなるだろ。」
「ふふ、今度まで取っておいて?」
「…ああ。分かった。」
「おやすみ。リヴァイ。」
「ああ。」
そう言葉を交わし私は服を着替えリヴァイの自室を出る。
リヴァイ、ごめんね。今日中にやる事なんて嘘。
だってリヴァイの他に約束している人がいるだなんて言える訳がない。
それに…肌を重ねる一夜限りの関係だからそこら辺は自由でしょ?
だけど…今日のリヴァイ…あんなの初めてだったなぁ。
今までは普通に出て行っても何も言わなかったのに。
それとも他にいるってこと気付いたのかな?まあでももしそうならスリルな感じでゾクッとしちゃう。
私って…悪い女だな…。
暗い通路を歩きながらリヴァイの次に相手をしてくれる部屋へと移動し扉をノックした。
「…私。起きてる ___ 」
ガチャっといきなりドアが開き腕を引かれ部屋へと招き入れると扉に背中を押し付けられ荒々しい口付けが降ってきた。
「んんっ!ふ…ぁ…んっ…いきなり…」
「…遅かったけどひょっとして今までリヴァイ兵長の所にいた?」
「…ん…そうだけど…何?ヤキモチ?エレン。」
金色の瞳が私を捕え離そうとせず、その瞳からは嫉妬と怒りが伝わってくる。
わかりやすい…。
「そうだけど悪いかよ。」
「ふふ、全然。寧ろ…可愛いな〜って思っちゃった。」
ニコッと笑って私はエレンを抱き締める。
「っ…可愛いくなんかねぇよ。てかその余裕腹立つ。」
「ごめんね。エレン…好きよ。」
「!…本当、悪魔だよな。お前。」
そう言ってさっきの荒々しい口付けでは無く濃厚な口付けを交わしてきた。
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ミント(プロフ) - levi1225mameさん» 最新話見て下さりありがとうございます!わああ(;_;)素敵だなんてありがとうございます泣嬉しいです(;_;)ありがとうございます!頑張ります!(><) (2020年3月13日 1時) (レス) id: 1aff05f247 (このIDを非表示/違反報告)
levi1225mame(プロフ) - …最新話見てたらどうしよう…素敵すぎて本当に涙出てきました…泣これからも応援してます泣 (2020年3月12日 3時) (レス) id: 2edd3a5158 (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - levi1225mameさん» 遅くなってしまいすみません(TT)コメントありがとうございます!最高だなんて嬉し過ぎます泣!そんな事言って貰えて幸せです(>_<)これからもよろしくお願いします! (2020年2月4日 11時) (レス) id: 1aff05f247 (このIDを非表示/違反報告)
levi1225mame(プロフ) - 最高です。どの話もとても好きです。泣作品作ってくれてありがとです泣 (2020年2月3日 0時) (レス) id: 2edd3a5158 (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - ミレーさん» ミレーさん!いつもコメントありがとうございます!私もリヴァイ兵長大好きです!本当に同感です! (2019年12月12日 0時) (レス) id: 1aff05f247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:☆ミント☆ | 作者ホームページ:http://s.ameblo.jp/mnto09
作成日時:2019年4月26日 15時