『進撃』甘く溶かされてみるか？【短編集part2】

＊ ページ41

「っ…！」


ドキンっと一気に高鳴る心臓。


え…ぇ…？


言われた言葉と恋人繋ぎに顔が真っ赤に染まっていく。


ど…どうしよう…心臓が煩くて…


私の手を繋いだまま頬に当てられて…


こんなの…っ…



頭がパンクしそうっ…！


バッと立ち上がると兵長がビックリして私を見つめる。


「…A？」

「っ…私っ…これからやる事があるのでっ…し…失礼しますっ！！」


早口で告げ手を離し兵長の部屋を出る。


背後からは兵長の声が聞こえるけどそれどころでは無い。



あんなの…っ…反則だよ…っ


握られていた手はまだ兵長の温もりが残っていて熱い。


そして…優しく見つめる目。


あんな風に握られてしまったら…勘違いしちゃいそうになる。



兵長は…優しさから私のお願いに応えてくれただけ。


けして深い意味は無い。




だけど ＿＿＿＿ 。





「あ！A！エレンから聞いたよ。手荒れしてるんだって？大丈夫…」

「アルミン…」


とぼとぼ歩いている私をアルミンは心配そうに私の肩に手を置く。


「どうしたの？なんかあった？」

「っ…あったかも…しれない…」

「え…？」

「私っ…どうしたらいいんだろ…っ…」



そう告げるとアルミンは困ったような表情をするけど何かを察したように何も言わず肩を摩ってくれた。





気付いた想いはトプトプと溢れて止まらない。



初めての恋心にこれからどう向き合っていけばいいんだろう。




戸惑いと手の熱さを感じながら私はギュッと自身の手を握り締めた ＿＿＿ 。









∇ 少しでも私を見てくれたら ＿＿ 。





end





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


んー…切ない感じになってるかな…
切ない感じになってなかったらごめんなさい。
もうちょっと上手く書けるようになりたい…(。_。)
頑張ります！！
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蝶 【切甘･ﾘｳﾞｧｲsideあり】→←＊

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