* ページ2
きっかけは、たまたま私と母がが住んでいたマンションの隣に越してきたのが始まり。
引っ越しの挨拶に貴方はインターホンを鳴らし訪ねてきて初の顔合わせ。
『…隣に引っ越してきたものです。これからよろしくお願いします。』
今でも覚えている。私はまだ幼くて母の後ろに隠れていた。
印象は、怖い___ 。
小さかったからかやっぱり無表情で威圧感がある貴方に恐怖しかなかった。
そんな私を知ってか知らずか、母が私の背中を軽く叩き
『ほら、A。挨拶しなさい?』
と優しくスカートを掴んでいた幼い手を母が握り、貴方の前に隠れていた姿を出された。
その時、私はただ怖くて母を握る手が震えていた気がする。
目線も合わせない、俯いている……そんな私に貴方はしゃがみ込みそっと…優しい声で声を掛けられた。
『…突然すまない。これからよろしくな。』
『…!』
初めて貴方の少し微笑んだ顔を見て幼いながらドキンとした。
怖いと思っていた人は、その表情を見た時印象が変わった。
戸惑いながらも私は返事を返す。
『っ…よ…よろしく…お願いします…。』
そう答えると貴方は微笑み、ただ一言。
『ああ。』
と答えただけ。でもそのたった一言でも凄く嬉しかった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
それから、よく顔合わせをするようになり母とも仲良くなって…
何時からか、貴方が私の家に来たり遊んだりのが当たり前になっていた。
多分…もう初めて会った時から恋をしてたんだと思う。
でもそれは日に日に想いが強くなってきて…
ただ言葉を話しただけで、目が合っただけで…
頭をクシャッと撫でられただけで…私は心臓が馬鹿みたいに煩かった。
だけど…そんな私を他所に貴方は私を見てるんじゃなく__
___ 母を見ていたんだ。
425人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミント(プロフ) - levi1225mameさん» 最新話見て下さりありがとうございます!わああ(;_;)素敵だなんてありがとうございます泣嬉しいです(;_;)ありがとうございます!頑張ります!(><) (2020年3月13日 1時) (レス) id: 1aff05f247 (このIDを非表示/違反報告)
levi1225mame(プロフ) - …最新話見てたらどうしよう…素敵すぎて本当に涙出てきました…泣これからも応援してます泣 (2020年3月12日 3時) (レス) id: 2edd3a5158 (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - levi1225mameさん» 遅くなってしまいすみません(TT)コメントありがとうございます!最高だなんて嬉し過ぎます泣!そんな事言って貰えて幸せです(>_<)これからもよろしくお願いします! (2020年2月4日 11時) (レス) id: 1aff05f247 (このIDを非表示/違反報告)
levi1225mame(プロフ) - 最高です。どの話もとても好きです。泣作品作ってくれてありがとです泣 (2020年2月3日 0時) (レス) id: 2edd3a5158 (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - ミレーさん» ミレーさん!いつもコメントありがとうございます!私もリヴァイ兵長大好きです!本当に同感です! (2019年12月12日 0時) (レス) id: 1aff05f247 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:☆ミント☆ | 作者ホームページ:http://s.ameblo.jp/mnto09
作成日時:2019年4月26日 15時