はじまりの朝。 ページ2
____自室にて。
何だか、今までより騒がしい。
…何かあったっけ?
まあ、起きよう。
…がさがさ。
私、Aは裸で寝る主義なので
急いでいつものスーツに着替える。
このスーツは私の仕える愛しき闇の貴公子…
サタン様がわざわざ私のために仕立ててくれた
魔力の増幅と耐久性に長けているスーツ!!
ちっとやそっとの攻撃じゃ、傷つきもしない
スーパースーツ。
…と、スーツの良さについて語っている間に
この時間ならサタン様が居る場所
___サタン様の自室だ。
こんこん
A「しっつれーしまーす」
…
A「…あのぉ…サタン様?」
「私はここだが?」
A「ひゃっ!急に後ろから出てこないで
下さい!!心臓が止まって死んでしまいます!」
サタン「うっ!そ、それはすまない!
謝るから死なないでくれ!!」
A「まあ、サタン様が望まないなら
死にませんがね」ドヤァ
…ホントに心臓が止まったらどうしよう。
A「そういえばサタン様?外がなんか
騒がしいですけど…何なんでしょうか?」
サタン「…懐かしいような気がするのだが」
___っ!
A「サンダーレイン!!」バチバチっ
「…きゅ〜。ったくぅ。酷いなぁ!!」
A「…あれ?見覚えがあるような」
サタン「…無いような。」
「あれぇ?(あの時記憶消えてたっけ)」
…誰だコイツ。侵入者か?いや、
ちゃんと戸締まりしたし、壁抜けかな?
「…忘れちゃったかぁー、僕だよ。
えーこーろーっ!エコロだってぇ!!」
…あ"
A「ああーーーっ!!エコロ!!」
エコロ「ひっさしっぶりぃ!Aちゃん!」
サタン「おい、私が空気なのだが…」
A「あーもうっ!こっちに来たなら言って
よぉ!最低限のおもてなしは出来るのに…!」
エコロ「あっはは!それは損しちゃった!」
サタン「…A。」
A「ひゃっ!///耳元で囁かないで下さい!
心臓がホントに止まります…ん?」
ヒョイ。
A「ちょ…ちょっと待って下さい!
突然、お姫様だっこで私を運ばないで下さい!
落ちそうで怖いですから!」
A「ホントにやめろってばぁぁぁ!!!」
ーこのあと。しっかりとサタン様に躾と
仕置きをされたAでした。
A「ヤダ…コワイ…」ガタガタ
サタン「…やりすぎたか?」
エコロ「どうみてもやりすぎだよオジサマ。」
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作者名:月宮 司 | 作成日時:2014年5月6日 13時