僕じゃダメですか？(短編集)-third-

イジワルな出会い　　柴崎健　　朝比奈真矢様リク ページ45

同い年設定で！
・
私はこのクラスで一匹狼。

カッコイイって思う人もいれば可哀想って思う人もいる

そんな私に声をかけてくれた人がいる


健 「ねー君ってAちゃんでしょ？」


同じクラスの柴崎健

長い言葉をズラーっと並べ私に話しかける

...私と同じだ


何かを演じてる


A「何演じてるの？」
健 「ハ？」

A「きっとそれじゃつまんないよ」


アホ面を私に見せる

こんなヤツのどこが良いんだか


A「それじゃぁ失礼します」


その場を背にした


・
健 「Aちゃーん！」


あの日を境に話しかけるようになった柴崎

うるさい。しつこい。助けてほしい

でも・・・


健 「あのさー」
A「前もその内容だったじゃんw」
健 「えっ…」


バカだなって思って笑ってしまう

コイツは同じ事しか経験してないのかw？


健 「それって…」
A「それじゃお先に」


立ち止まる柴崎を置き私は教室へ入った

うぅ。次の授業は数学か

教科書。教科書...


あれ？


A「無い...」


机の中。カバンの中

探しても見当たらない。

これは説教かな・・・


健 「こ、これ使えよ！！俺次の授業サボるつもりだっから」
A「えっ」


私の前に差し出される数学と書かれた見慣れた教科書

そしてアホ面の柴崎

・・・。


A「...クスッ。ありがとう」


顔を見て言えなかったけど

少しは感謝の言葉。言えたかな？


A「でも授業サボるなんてさいってー。結構です」
健 「っておい！！使えよ！！」


私は先生に謝りに行くため教室を出た

教室からは柴崎のうるさい声が聞こえる

・・・ほんっとバカなヤツ

他人の事。優先するなんて


意外だなぁー


『お願いしますｯ！！』
『(何だアイツ…)』


前。私の神社で願ってたし


『Aちゃーん！これからさ』
『お断りします』


いつの間にか帰り仲間になってたし


何だか変なの。



そしていつしか放課後

A「ヤバイ…遅刻する！」


少し遅くなって急いで神社へ向かう

放課後のいねむりはこれからやめよう


A「…」
健 「よっ」


何でいるの・・・？


でもその表情は真剣で

今まで見たことのない表情で


何故か今までの君が流れる



健 「俺...結構本気だから」


スッ



見えなくなっていく背中

見えなくなっていく表情


私。何やってんだろう？

私。何で後悔してるんだろう？



教えてよ。健―――


・
最後は少しオリです。スイマセン

抱かせて　　柴崎健★　　匿名様リク→←元幼馴染　　山本幸大　　輝夜様リク

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