僕じゃダメですか？(短編集)-third-

画面で待ってる　　明智咲 ページ18

夢主ちゃんはカゲプロのエネちゃんみたいになっております
・
咲said
咲 「ふぅー。参考書作らなきゃ…」


パチッとPCの電源を点けキーボードをうつ。

メンドイ。だが教師としてはしょうがないものと自分に思わせてた

でも。やっぱり


咲 「無理ー」


ガチャッとキーボードの上に覆いかぶさった

その時。怪しいダウンロードが始まっていたことは知らずに


咲 「眠いぃー」
？ 「寝てはダメですよ？ご主人！」

咲 「えっ？」


俺しかいない職員室に女の子の声が聞こえた

周りじゃない。俺の頭の上からだ。


まさか・・・


？ 「ここですよ！ご主人！！」



これが俺とAとの出会い。


・


・

A「こらご主人寝るなー！」
咲 「起きてるよA」


コンッと画面を突くとべぇーとするA

彼女はこの中でしか生きられない。いわゆるウイルスっていうもの

でも嬉しいかもね


A「眠りかけてたくせによく言えるねー！！」
咲 「はいはいww」


ゴメンって誤るとすぐ許してくれるA

そんな彼女は俺にとって初恋の人

人間じゃないしネット上の人間に恋したけど


何が悪い？


咲 「何で君は人間じゃないの？」
A「私も分かりませんよーでもこっちも快適ですけど？」


そう言って彼女は背景をいじる

たまに変なヤツにするから俺も俺で困ってるwww


A「カッコイイ画像は…どぉーこー！」
咲 「こらこら」


そうやって普通の会話をしてたんだ


A「あ！これにします！」

パチッ


俺の目の前は真っ暗のPC画面が広がる


咲 「えっ…？ちゃっとまって…」


電源に触れても何もおこらない。

フリーズ？バッテリー？故障？

いや。ありえない

今年買ったばっかりだし壊れたことなんて１度もない


咲 「それよりAは…？」


点かないままのPC

彼女はここにしかいないものなのに


消えたら全部終わりじゃないか・・・？



咲 「そんなの嫌に決まってるｯ」



俺は無我夢中で電源に触れた

涙が零れ落ちる音が聞こえる

お願いだよｯせめて彼女にはｯ


この想いを伝えたいｯ



A「何泣いてるんですか？ご主人」


背中から直に伝わる温もりと安心する声

何で


A「私言いましたよね。貴方の画面で待ってるって」


A「貴方の目の前ってことですよ」



優しいAの声

本当にここにいる


A「だから泣かないで？」


咲 「うわぁぁぁぁぁぁ」





本当に愛してる

人格　　望月蒼太→←孤独の１人楽曲　　瀬戸口優(死ネタです。無理な人は逃げて！)

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