素直になれなくて part3

Mild65 ページ5

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−リヴァイside−



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―俺はその夜、眠る事ができなかった。


あいつの顔を…思い出して眠る事ができなかった。


また、泣かせちまった。


きっとあいつは…俺のことが嫌いなんだ。


だから…あんなことをされたら誰だって泣くよな。


リ「きっとあいつは…エルヴィンの所へ行く。」


俺は心の隅でそう思っていた。


でも、あいつがもう泣かなくて済むのなら…それでいい。


俺は、あいつを泣かせる事しかできねぇ。


エルヴィンなら幸せにする…あいつをな。



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−Aside−


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―その夜…私はあれから落ち着き、ある作業をしていた。


リヴァイは…素直に私に気持ちを伝えてくれた。


だから…私も逃げたくない、そう思った。


この手紙に…全ての思いを綴っておこう。


もし…無事に帰ってこれなかった時のために。


伝えられないまま消えてしまうのは…絶対に嫌だ。


でも…必ず無事に戻ってきたい。


そして戻ってきた時には…彼に私の素直な想いを伝えよう。


私はもう逃げない。


そう決心したから…



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