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JN side
HS「あれっ？戻ったんですか？」
JN「当たり前だろ…」
店に戻った俺を見て、目を丸くするホソク
HS「ヒョンのことまんざらでも無いと思ったのになぁ」
うん。俺も、もしかして、ちょっとは好かれてるかなと思ってる
LN「えっ！？本気でAのこと好きなんですか？」
俺の毎日のアピールが全く本気にされてないことを、暗に匂わせるその発言
地味に落ち込むよ…
LN「最近、やたら綺麗な男の子と連絡取ってますよ」
JN「A…ちゃんが？」
危なっ…呼び捨てにするところだった
綺麗な男って誰だ…
LN「弟とその友達って言ってたかな？友達がめちゃイケメン」
HS「へぇー。Aヌナって面食いなんですね」
面食いだよ
俺と付き合うのOKしてもらった時も、顔が好きって言われて笑った
顔に自信があってよかったと
心から親に感謝した
ジミンの友達のイケメンならテヒョンか…
あいつ、昔からヌナ！ヌナ！って懐いてたもんな
もぅ23？24？
男女の関係に変わったと言われても不思議はない
あの頃から綺麗な顔してたから、さぞかっこいいんだろう…
JN「付き合ってるって？」
LN「うーん。そんな感じではないけど、大事そうでしたね」
弟のように大切にしてるのは知ってる
テヒョンが熱を出せばデートはキャンセルされ
テヒョンが泣けばデートに遅れる
そのことを嫌だと思ったことはなかったけど、大人になってもそんなに大切にしてると
さすがに嫉妬するな…
2年前
広報部にすごくかわいい子が入った
見に行こう！と言い出したのは、ソジュンだった
合コンで知り合った彼女がいたし、特に興味はなかったけど
これも付き合いだと思って見に行ったんだ
覗いた先に見えた懐かしい顔に、一瞬で惹かれた
同じだ
生徒会室で初めて会った時と同じトキメキ
あまり良い別れ方じゃなかったから
本当はずっと気になっていた
自分から連絡を取れるわけもなく、手当たり次第尋ねてみたけど
番号を変えた彼女と連絡を取れる友人は少なく
月日が流れるのと同時に、その気持ちも薄れていっていた
でも、目の前にいる彼女はあの頃よりずいぶんと綺麗な大人の女性になっていて
手を離した自分をひどく後悔させたほどだった
バカだとは思うけど、Aに惹かれたまま付き合い続けるのは無理で
しばらくして彼女とは別れた
それから、毎日のように会いに行ってるけど
嫌われたくない俺は誘うこともできず
こんな飲み会に本当は期待していた…
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作者名：碧華 | 作成日時：2019年3月17日 10時
