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JN「おはよう」

「おはようございます」


なんの因果か…
6年前に別れたその男と、ほぼ毎日顔を合わせることになって

もぅ2年が過ぎようとしている


JN「これ、経費で落とせると思う?」

ピラッと顔の前に出された領収書

15万…

これはまた、ずいぶん高い料亭に行ったな

「知りません。ここ広報部ですよ?経理に聞いてください」

JN「あっ、そうか」

アヒャヒャヒャと特異な笑い声が今日もフロアに響く

「わざとですよね?忙しいのでいい加減に…」

JN「だって、営業部と広報部ってフロアが違うからさ。会えないじゃん?」


全く理由になってない



キム・ソクジン


彼がここに来るだけで、女子社員の目が輝くと同時に

二人は一体どんな関係なんだ と嫉妬の入り混じった視線で見られるのが嫌いだ


高校の同級生でした


それ以上の説明は必要ない

「会えなきゃ会えないで構いません。早く戻ってください」

JN「冷たい… 会いたいんだもん」

会いたい?

自分で言っておきながら照れて真っ赤になってる

つられて私まで照れるからやめてほしい
自分から振っておいて今さら何を…


転職先にソクジンがいると知っていたら、いくら条件が良くても
たぶんこの会社は選ばなかった

転職サイトに写真でも載せておいてくれればよかったのに


「仕事の邪魔です」

JN「わかった…行くよ」

本当に行くからね?と謎に念を押される

「はい。どうぞ」

彼が観念して背を向けたのを確認してホッとする…と


チュッ!!!


くるっと振り向いて、アイドル並みの投げキッス

方々から キャーなんて小さな悲鳴が聞こえる

ここでは、ある意味アイドルに間違いなかった

微妙な反応が逆に恥ずかしかったのか

また耳まで真っ赤

恥ずかしいならやらなきゃいいのに…

自動ドアが閉まった音を耳で確認して


「もぅ勘弁して…」

デスクに突っ伏す


今の私は耳まで赤いはずだ

ソクジンの前で赤くならなきゃ大丈夫…

無駄にかっこいいあの顔をどうにかして欲しい

好み過ぎて見るのもつらいのに、なぜか最近口説かれ出して

毎日繰り出される古い口説き文句に悶絶する日々…


でも、もぅ好きになりたくない

これ以上の感情が育たないように自制している



ピンッ♪


【今夜はテヒョンと飲んで帰るねー ジミン】


かわいい弟とその友達のセルカが一緒に送られて来た


今夜は一人か…


手抜きしてラーメンで済ませよう

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作者名:碧華 | 作成日時:2019年3月17日 10時

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